内容説明
ヤマトとは違う、固有の文化を持つ沖縄。途方もなくのんびりした心地良い空気、それを作ってきた歴史と人間にふれたい。様々な場面で出会う知らない言葉や珍しいものについて知りたい。そんなあなたの欲求に答える200のコラム。池沢夏樹、椎名誠、陳舜臣、吉本隆明など、沖縄に惚れてしまった50人が書いた、手軽でしかも奥の深い沖縄入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきあかね
21
自然、歴史、言葉、地名、食事、音楽、工芸、行事などなど、沖縄に魅了された内地の人たちが編んだ沖縄の辞典。写真もふんだんに載っていて、存分に沖縄の雰囲気を満喫できる。 例えば、冬が終わり、大気や大地に潤いが増し、暖かな南風を受けて草木が背を伸ばし始める時期を指す「うりずん」という瑞々しい言葉。うりずんの少し後の梅雨の頃を指す「若夏」も典雅な響き。 この本は名前の通り、もちろん辞書的な情報は盛り込まれてはいるけれど、堅苦しさはなくて、どこか掌編小説のような趣きを湛えた文章も散見される。⇒2022/03/15
Hiroki Nishizumi
1
読み返しても素敵だ。惜しむらくは内容に古さを感じること。1992年の出版だから仕方ないか。内容刷新してもらえないかな〜♪2017/10/19
Hiroki Nishizumi
1
良い! (沖縄病患者には特に良い) 執筆者が豪華、写真も素晴らしい。なにより文章に思いいれを感じる。自分が知らないこと未踏のことも沢山書いてあり、ますます想いが募る~♪2012/06/20
takao
0
文字通り事典2016/10/27
nobara
0
内地の目から見た沖縄を事典形式で編纂されたエッセイ。 沖縄大百科事典(1983年発刊)を持ってるので事典としては必要はないが、内からじゃ当たり前過ぎて見過ごされそうな、そんな外から見た沖縄が知れる本だった。 寄稿陣に椎名誠・島田雅彦・立松和平・陳舜臣・藤本義一・水木しげる と有名人の名も多く連なってます。 この本が1992年発行ともう30年以上前の本になるので、同企画で現在の沖縄についてのも見てみたいな。2025/07/23