内容説明
弘法大師空海の入定の地、高野山は真言密教の聖地である。海抜約900メートルの山上に拡がる大規模な宗教都市は、世界的にみても珍しい。真言密教の教義を象徴化したという壇上伽藍、大師の御廟を中心とした奥の院、この二つの聖域を核として発展してきた高野山の今日の姿を、高野山に生まれ育った永坂嘉光氏のカメラを通して紹介する。さらに、高野山大学・日野西真定氏の年中行事案内と、作家・川又一英氏のルポルタージュにより、この聖地が身近かなものとなる。
目次
巡礼高野山
高野山の歴史と年中行事
坊の四季
高野山―巨大なる混沌
高野山を訪ねる人のために