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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
目次
作品
一九一二年の自画像―万鉄五郎の人と作品
年表=万鉄五郎とその時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oz
6
初読。萬鉄五郎(1885〜1927)は洋画家。後期印象派、キュビズム、フォーディズムの潮流を汲んだ前衛画家として知られる。東京美術学校在学時から、まだ紹介の進んでいなかったゴッホやマティスの描法をいち早く採用した。写実主義が支配的であった洋画界にあっては認められず、在野の画家として新表現の渉猟と導入に邁進した。そうして発表された作品は当時の洋画界に衝撃を持って迎えられたが、生活のための労働と創作の二重生活で神経衰弱を発症し入院してしまい、結局画壇から正統に評価されることないまま結核で早世する。2014/10/05
荒野の狼
1
「新潮日本美術文庫 35」は萬鉄五郎。32枚の作品のカラー写真と解説を見開きで紹介する体裁で、時に参考図として小さな白黒のデッサンなどの写真も掲載。本の大きさは新書と単行本の中間くらいなので絵の鑑賞にはやや小さい感はあるが、厚手の紙が使用され、コンパクトなスタイルは手元に置いて気軽に見るのに適している。他に、13ページの 田中淳による解説と、8ページの年表が、小さな白黒写真数枚(萬の写真など)が付されて掲載。2024/09/14
tosh
1
岸田劉生と並ぶ大正画壇の代表的画家、萬鉄五郎。 短い人生の中で、西洋のキュービズムやフォービズムを柔軟に吸収しながら、自己の個性を確立していった画家の作風の流れが興味深い。多くの作品を所蔵する出身地岩手の岩手県立博物館にも是非いつかいってみたい。2024/02/20
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