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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
目次
作品
土佐光信 乱世期の宮廷画家―土佐光信の人と作品
年表=土佐光信とその時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sk
2
土佐光信の作品を観ていると、古色蒼然としているように見えながら、ところどころ思いがけない色彩の使い方にハッとさせられる。バランスではなく、かといって違和でもない不思議な動きを感じさせる色彩の配置が面白い。世渡り上手で教養豊かだったというこの画家は、世界をいつも新鮮に見ていたのでは2015/01/28
misui
1
室町から戦国時代にかけて宮廷・幕府の絵所預職(御用絵師)を務めた人物。古典に通暁し、連歌会に参加するなどして政治的に立ち回って地歩を築いたとのこと。従来のやまと絵に中国画の技法やモチーフを取り入れた。本人の画は淡雅で流麗なのが特徴らしいが、個人というよりは土佐派の工房の存在を念頭に置いたほうがよさそうだ。2014/09/24
おおの
0
室町時代の絵師として一生の名誉である絵所預職に在任し、従四位下まで上り、五ヵ所あまりの所領を得たという。そのためには政治的手腕に長けていなければならず、宗祇一派の連歌会に参加し時の権勢者に親近するなど積極的に活動していたとのこと。絵もいいですが背景がまた面白そうです。2009/09/28