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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yn1951jp
31
ヴェルディの『変わりやすい女心』のように変転する女流画家。20世紀前半のイタリアの風景画家で叔父のフィリッポ・デ・ピシスとデ・キリコの影響から、マンディアルグとの出会いとシュルレアリスムやダダへの傾倒、シュルレアリスムからの脱却、アール・ブリュ「生の芸術」を思わせるコラージュへの展開、イスタンブールから中東へ、あるいはメキシコへの旅、『満月カファルド』の執筆、悪魔祓いを思わせる曼荼羅的なアクリル画、最後にはマンディアルグの肖像とボナの自画像。「最も強烈で、最も情熱的な愛」を捧げたボナへの賛歌。2015/10/03
ヴェネツィア
30
江奈古02さんの御推薦本。マンディアルグにとって"Femme fatale"とも、あるいは"La pasionaria"ともいうべき女性、ボナ。彼女はシュルレアリスムの画家なのだが、その行動もまたシュルレアリストの名に恥じず、奔放にして大胆である。例えば、フェニーチェ劇場※でストリップ・ティーズを演じた、ただ一人が彼女だ。画家としては少なくても生涯に3度、大きな技法上の変貌を遂げている。最初は油絵、次いでメンズジャケットの断片によるコラージュ、そしてアクリル画へと。図版が一部以外はモノクロなのは残念。 2013/03/29
呑芙庵
1
白黒が主だが日本語でかかれていてボナの絵がみれる数少ない本のうちの1つだろう、そういう機会を持たせてくれる本は、自分はこれと夜想初号しか知らない(もっと探したいが)2018/04/29