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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
88
後期印象派のゴッホの絵では「ひまわり」が一番有名なのかもしれないが、個人的に好きなのは「星月夜」「夜のカフェテラス」黄色とブルーの対比、落ちてきそうなほどの大きな星たちと灯りに、あたたかな空気の流れを感じる。でもゴッホ展に行って実物を目の前にした時、力強く荒々しい絵の向こうに、気性の激しさや何かに失望しているような印象を嗅ぎ取ってしまい、いたたまれなくなったことがあった。近所の人たちを描いたという肖像画には特にそれが表れている気がしてならない。でもそれこそが究極の写生というものなのかもしれない。2013/04/24
吉田あや
76
熱心な読書家でもあったゴッホが静物の中に描いた本についての言及もちらほらとあるのが嬉しい本書。ゾラやモーパッサンは大好きなので、これから未読の作品を読んでいくのが更に楽しみに。ゴンクール兄弟の著作は完全に未読なので手に入る作品から読んでいきたい。掲載作の中で興味深かったのが「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。ルノワールの作品でも有名な華やかなこの場所が、まだオランダ時代の暗い色調で描くゴッホのその絵では同じ場所とは思えない陰鬱さに沈んでいて驚く。(⇒)2020/10/23
takakomama
1
カラーで作品を見たかったので、「ゴッホのあしあと」と併読。ゴッホは色彩で自己の内面を表現しようとした人。2018/07/26