内容説明
霞が関のエリート官僚はなぜ、いつも失敗し、腐敗するのか。政策を誤って日本経済を衰弱させただけではない。大蔵、厚生省汚職、防衛庁事件、そのほか官僚腐敗の実例は、限りがない。それは、官僚機構の本質的な無責任性に起因する。官僚たちは事実上の政策決定、つまり政治を執り行いながら、最後は、「われわれは役人にすぎない」と逃げるのだ。本書は数多くのデータを示しながら、霞が関の行動原理をあらゆる角度から解剖した。
目次
第1章 政と官
第2章 行革は権力闘争
第3章 日本の官僚機構
第4章 官僚とは何か
第5章 官僚たちのキャリア
第6章 官僚たちの縄張り
第7章 構造腐敗を生む大蔵支配体制
第8章 「橋本行革」の行方
第9章 官僚の病理は克服できるか



