新潮選書
男と女の家

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784106005534
  • NDC分類 527
  • Cコード C0352

内容説明

戦後、加速度的に“メス化”した住宅の病とは?住宅の出来によって親子関係、夫婦関係も変化する?男と女の目からウロコが落ちる、住宅設計の深き知恵。

目次

第1章 家は容器か道具か
第2章 女の家化した日本
第3章 女を助ける機械
第4章 生活は美しくないか
第5章 男たちよ家に帰れ
第6章 家における性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

relaxopenenjoy

2
読みたい登録消化。著者のガン闘病末期に纏められた生前最後の本。今まで読んできている著者の主張とも随所で被る。第6章家における性は、夫婦生活と家とのまじめな考察が収録されていて興味深かった。家についての多面的考察、教養としての建築など、建築家ならではの指摘や、システムキッチンの落とし穴や家電の2/3は眠ってる、など住宅を数多く手掛けてきた氏ならではの指摘も。思い起こしてみれば、祖母宅の餅つき機、実家のワッフルメーカ、我が家の精米機、ホムベ、ジューサーも、、だんだん使われなくなったなと苦笑2020/06/29

れどれ

2
写本したくなるほどの面白さ。上っ面の教養ではなく、知見と知識がしっかり噛み合った見識、見識と意識がしっかり噛み合った意見、それらと一体化している肉厚な教養を感じた。建築にまつわる挿話を男女論に絡めて述しているわけだけれど、建築にも男女論にも一切興味なくたって面白がれる、そういう開かれた内容になっている。読めば教養がつくってわけじゃなく、ただ、読むと教養の価値を実体験できる。2018/12/31

Yakmy

2
女の家が偏重しているという著者の嘆き。戦後の住宅供給政策によって、家づくりからは男が排除されてしまっている。だが、どちらかに偏るのではなく、男と女の家であるべきという。赤裸々に語る。特に最終章は、夫婦の性生活のためにどう設計するかまで踏み込む。藤原智美の本にも似たような記述があった。この本が根底にあるのだろう。2017/10/18

kj54

2
予備知識と前書きがなければ、途中で投げ出していただろう。世界には進んだ欧米と遅れた日本しかないかのような、正しいのかもしれないが今となってはいささか陳腐な文明論が続く。なにしろ、「ヨーロッパという国」なる言葉が少なくとも2回出てきた。いくら講演の書き起こしでもまずいだろう。とはいえ、夫婦の生活とその箱である家について深い洞察がところどころにあった(特にセックスに関して)。関係ないが伊丹十三のエッセイを思い出した。書いた時期は違うが「昭和ヒトケタ(死語だし著者は少し下)」エリートの諦念からくるキザを感じる。2014/07/24

ブッカーUME

2
余命を宣告されてから書かれた本。住宅設計において性生活をどう考えるか等にまで切り込んでいる。全体的に非常に読みやすく、とても勉強になる内容でした。ヨーロッパの義務教育課程で行われるデザイン教育の中身に、なるほどこんな方法があるのか!と感心させられました。また、随所に男社会批判をちりばめている所が爽快だった。 色んな意味で教科書になるべき1冊に思えました。 日本もそろそろ義務教育課程にデザインの基礎を学ばせる授業をいれるべきではないだろうか。特に景観、風景デザインについては早急に取り組むべきだと思います。2013/11/12

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