内容説明
17文字の仕掛け花火「ばれ句」とは何か。浮世絵の春画とおなじように大流行し、発禁の憂目をみつつ、江戸知識人たちを熱狂させた川柳の醍醐味を徹底評釈する。
目次
第1章 ばれ句とは何か―恋句の本質
第2章 粋を好み野暮を排す―初期川柳のばれ句
第3章 成熟の艶・洗練の極み―最盛期のばれ句
第4章 技巧に走る―後期川柳のばれ句
第5章 川柳の変貌―狂句時代へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
47
ここしばらく、川柳が流行っています。17文字の遊びでなく、17文字で世相を皮肉ったりするのは、簡単なようでいて、難しいものです。言葉で様々な表現をするのは日本特有のものなのでしょうか。ここエロティシズムと言えば、そこにはウイットに富んだセンスが必要になるでしょう。なかなか、言葉と当時の習慣を理解するのは難しいですが、子供の頃、大人が使っていた表現もあって、そこは粋な世界なんだなと感じます。2025/08/31
tokkun1002
8
1995年。下山弘先生。古川柳。ばれ句。エロ文化。なので本書はエロ本だ。一生懸命学んだ方の書き込みが満載。もういい…2013/07/28
takao
2
ふむ2024/04/19
kamekame
0
人間生まれた時から昔も今も変わらず、性なんだな。2021/09/06