内容説明
天才は学習の産物である。ニュートン、ダーウィンから平賀源内まで、天才九人の〈勉強ぶり〉と〈学びの秘訣〉を、その生涯から解き明かすユニークな書。
目次
プロローグ 天才は学習の産物
「真似」の天才 モーツァルト
超人的な集中力の持主 ニュートン
女性遍歴から学ぶ詩人 ゲーテ
読書家の皇帝 ナポレオン
大きくなりすぎた子供 ダーウィン
首相になった落第生 チャーチル
変身にとりつかれた画家 ピカソ
笑いの芸術家 チャップリン
大江戸を駆けめぐった「なんでも屋」 平賀源内
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
66
【TP1402】学ぶ楽しさを知る天才たちの生涯から、一般の人にも役立つ勉強法を導く。◆なんとも齋藤孝チックなタイトルだ。意外と古い本。どうやら天才と呼ばれる人たちは勉強を勉強と思わず、苦労を苦労とも思わない人たちらしい。我々だって楽しいことに熱中しているときはそうだ。すなわち、天才と言われる人たちはやってることが楽しくてしょうがなく、飽きないんだろうな。考え方と気の持ちようのような気もするのだが・・・◆マネの天才、モーツァルト/超人的集中力、ニュートン/読書家の皇帝、ナポレオン/何でも屋、平賀源内2018/08/27
tatsuya
26
偉人の生涯を大人向けに考察した本。偉人のエピソードそのものよりも、著者の洞察が鋭くて面白かった。特に印象に残った人物は「ゲーテ、ダビンチ、チャーチル」だった。親は子に多大な影響を与えてしまう。2017/02/09
Syo
13
天才。神童。 今ぞ昔…。 モーツァルト。 ハイドンのレクイエムと そっくりなのね。 っていうか、互助会?2016/07/15
あび
7
なるほど、なるほど。世の天才と呼ばれている偉人たちも、かなりの努力家であり、それぞれの勉強法を確立している。そして、その勉強法というのは誠に一般的なもので、決して特別な訓練を受けている訳ではない。ただ、その突き詰めかたが尋常ではない。そこが凡人との差なのである。2015/12/27
放蕩長男
6
モーツァルト、ナポレオン、チャップリン、平賀源内・・・。歴史に名を残す天才たちが、如何に学んでいったのかを紹介する本でした。どんな天才も、初めから天才だった訳ではなく、様々な形で勉強して、偉人と呼ばれる存在になっていきました。印象に残ったのは、ナポレオン。野心こそが、人を前進させる力になる。勤勉さこそが、人の才を磨き上げる。どちらも自分に足りないものです。私も、彼らから学んでいくことにします。2016/04/11