内容説明
ペンは剣より強かったか?この問に答える為にイギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、ロシア、日本の6ヵ国の歴史をさぐってみた。意外にもそこで発見したのは何人かの女性が、ペンの強くなるきっかけを作ったということである。イギリス詩人ジョン・ミルトンの若き新妻メリー、イギリス名誉革命の主メリー2世、フランスの“赤字夫人”マリー・アントワネットが、その最たるものであった。
目次
1 帝王の真実独占時代
2 新聞による真実分有時代
3 帝国主義の横行時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
5
新聞は権力と戦う側面もあるが 恣意的に思想を誘導してしまう危険も孕んだメディアであることもわかる。2013/06/17
rbyawa
1
j125、日本の新聞の歴史を読むつもりで借りてきたが世界の新聞の歴史だったので読むのに難航したが、とりあえず「女たちの愚かさが新聞の歴史を加速させた」ってのはどうなんだろう要するにゴシップ取り扱いのことや新聞弾圧や新聞の利用のことを指しているらしいものの、関係者の半分が女なのはこう…世界の常では…? いや確かに女性が略しようがないほどがっつり関わってはいたものの、女性に特有な案件が一つもなかったのは些か。メディア利用と女性の権力の増大の時期が欧米では近いってことなのかなー、個人主義でないと新聞出ないしな。2019/12/21