新潮選書<br> 悲劇のアルメニア

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新潮選書
悲劇のアルメニア

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20X13cm
  • 商品コード 9784106004056
  • NDC分類 229.92
  • Cコード C0322

内容説明

虐殺と流浪に明け暮れた民族の興亡。大国のはざまで、つねに民族の誇りを持ちつづけるアルメニア―。その苦難の道のり。

目次

1 アララトの里
2 ウラルトゥ王国
3 民族の拠りどころ
4 最初のキリスト教国
5 十字軍の尖兵
6 苦難の旅
7 双頭の鷲
8 「アルメニア問題」
9 悲劇の始まり
10 1895-96年の殺戮
11 オスマン帝国の崩壊
12 民族の撲滅
13 駆け引きの犠牲
14 独立への道程
15 夢の終わり
16 アルメニア・ソビエト社会主義共和国
17 悲願達成への道
18 ペレストロイカ
終章 アルメニア人であること

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kanaoka 58

6
まだアルメニアがソビエト連邦に属していた頃(1991年出版)の本であるが、悠久の歴史を持つアルメニア史からいえば、ここ30年の歴史等あまりにも短いだろう。 歴史に足跡さえ残すこともなく消え去った民族は数多くあり、それは歴史の必然と認識しなければならないのだろうが、意識されることは少ない。しかし、アルメニアは生き続けている。その民族の誇りと悲劇は、我々に民族とは何かを問いかける。 2019/09/02

よしださいめい

1
アルメニアという小国を知っている人は、ほとんどいないだろう。自分もそうだった。 しかし、書名が目に付き、手に取り読んだ。 歴史、文化、について丁寧に解説されていると思う。 そして、隣国との闘争、「トルコによるジェノサイド」について詳しくかつ客観的な説明がなされている。 トルコ側は、この過去の歴史については長年認めていなかった。(2014年にトルコのエルドアン首相は、初めて公に謝罪したという記述がwikipediaにある) 最後の章「アルメニア人であること」では、アルメニア文学を通してに考察がなされてい2014/09/21

カニザウルス

0
アルメニアってめちゃくちゃ民族問題が根深い国なんだな 虐殺何回もあって見るの辛くなる アルメニアンダンス楽しいとか言うてる場合ちゃうわ2022/01/30

めっちー

0
アルメニアの歴史を書いた本で、「創世記」の頃から始まるという雄大さである。アルメニアはかつては繁栄を誇っていたが、ローマやペルシア等の支配下に置かれる事になる。エジプトやキプロス等外国の脅威に晒され続けるのは、まさに悲劇。11世紀にトルコの支配下に置かれてからは、19世紀にトルコがロシアとの戦いに負けるまでは、そのままの状態が続く。ロシアに編入された為、ロシアのアルメニア人とトルコのアルメニア人の間に亀裂が走る。トルコのアルメニア人虐殺は長い歴史の積み重ねなので、簡単に解決出来る問題ではないのが難しい所。2020/07/17

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