新潮選書<br> 中国 名茶紀行

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新潮選書
中国 名茶紀行

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784106003974
  • NDC分類 619.8
  • Cコード C0376

内容説明

中国旅行は北京・西安・敦煌など華北だけではない。華中・華南の農村を旅行すると、どこにも何か発見がある。そこに農民中心の中国の歴史が生きているだけでなく、日本文化ルーツの思わぬ発見がある。本書は、喫茶文化史を考えながら、膨大な中国文献史料を検証しつつ、長江流域と南は雲南省のはてまでを旅行してみた紀行集である。

目次

1 茶樹の起源―雲南省
2 喫茶はどこで始まったか?―四川省
3 『茶経』のふるさと―湖北省天門市
4 皇帝の茶―福建省の建安北宛と武夷山
5 黄山と廬山―安徽省・江西省
6 名茶・名水・茶陶―太湖をめぐって
7 龍井茶―杭州
8 烏龍茶
9 中国紅茶
10 日本茶のふるさと―天台山国清寺と太白山天童寺

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナウラガー_2012

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春分から清明節(4/4頃)まで約15日間春の初めに出た茶芽から摘れる。命名の由来は東山に碧螺峰があり、「螺」はタニシを意味し、碧螺春は揉捻している間にその形に仕上がるから/急須の故郷・宜興(江蘇省無錫市)の宜興紫砂茶壺:明代正徳年間(1500年頃)無名の僧により作れ、紫砂壺の起源は急須の起源とされる。その後、供春、時大彬などの名人により芸術品としての評価も高まり、素朴な質感は文人たちに愛され、現在まで中国茶器の中でも特別な存在となっている。宜興茶壺の一番の特徴は”釉薬をかけない”

ナウラガー_2012

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太湖の【碧螺春】を求めて家内と2012年に江南地方を旅行した時に読破/中国茶書の代表的著作は、唐代の陸羽の書いた『茶経』/中国茶の起源は『茶の起源を探る(橋本実著)』に詳しいが、国内東南部や雲南地方諸説あるが、雲南省起源説が有力とされる。雲南省・ビルマとの国境付近の南糯(ナンノー、海抜1300m)山に樹齢800年の大茶樹「茶樹王(1958年発見)」がある/【碧螺春】琵琶湖の3倍強もある太湖(水深は2m前後でそれほど深くない)に突出した半島・東洞庭山と太湖最大の島・西洞庭山に産する中国の最高級緑茶

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