内容説明
海賊の中の海賊バーソロミュー・ロバーツ、またの名黒ひげと恐れられたエドワード・ティーチ…。１８世紀初期の西インド諸島の海賊たちの宿命的な人生の記録。
目次
１ 死の王の旗のもとに
２ ヘンリー・モーガン―パナマを攻略した男
３ リチャード・ソーキンズ船長―太平洋に乗りだした海賊
４ ハウエル・デイヴィス船長―世界に宣戦布告した海賊
５ バーソロミュー・ロバーツ船長―４００隻を捕えた海賊
６ ジョージ・ラウザ船長―王室アフリカ会社に背いた男
７ チャールズ・ヴェイン船長―悔いなく絞首台にあがった海賊
８ ティーチ船長、またの名黒ひげ―キャロライナ総督を震えあがらせた海賊
９ ジャック・ラカムと女の海賊たち―海賊船船長より強かったメアリとアン
１０ ジョン・エヴァンズ船長―部下に射殺された海賊船船長
１１ 「大海賊」ニコラス・ブラウン―ラム酒に漬けられた「最後の海賊」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サアベドラ
11
18世紀前半に西インド諸島を根城とした海賊達の手軽に読める概説。著者はジャマイカの文書館員。ヘンリー・モーガン、バーソロミュー・ロバーツ、黒髭、キャラコ・ジャック、メアリ・リードとアン・ボニーなど、有名どころの海賊は大体出てくる（ただし、インド洋を中心に活躍したウィリアム・キッドやヘンリー・エイヴリーは出てこない）。チャールズ・ジョンソンの『海賊史』に記載がなく、ハッキリ言ってマイナーな部類に入るジャマイカのニコラス・ブラウンを最後の「大海賊」として紹介しているのは、著者の愛郷心からですかね。2016/07/24
moti moti
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生粋のジャマイカ人による海賊本。淡々と海賊について語っている。客観的とかではなく淡々って感じ。血湧き肉躍る海賊浪漫譚！って感じではない。いくらかロマンチックな感じではあるけれど。2021/09/09
