内容説明
モンゴルは標高千メートル前後のステップ地帯にあり、気候は寒暖の差が激しい。そこでは三千年来の遊牧文化が花開き、世界史上大きな役割を果してきた。本書はモンゴル人である著者が、これまで蓄積された研究資料だけでなく、少年時代からの自らの生活体験をふえまて、モンゴルの考古、歴史、生業、美術工芸、生活習慣、現代の社会体制などの全般に亙って書下したもので、言わば「モンゴル百科辞典」であり、ユニークな旅行ガイドでもある。
目次
第1章 最初の住人たちの痕跡
第2章 古代と中世のこだま
第3章 モンゴルの生活習慣
第4章 文化と知性
第5章 建設の年代記