新潮モダン・クラシックス<br> 失われた時を求めて 全一冊

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新潮モダン・クラシックス
失われた時を求めて 全一冊

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  • サイズ B6判/ページ数 528p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105910037
  • NDC分類 953
  • Cコード C0397

出版社内容情報

あの最大最強の世界文学を読む時が来た! 小説家と仏文学者による、原文に忠実に且つ名場面を残しつつも千枚に纏めた画期的縮約版。

角田光代?プルースト世界文学最大・最強の長篇小説の画期的〈縮約版〉刊行! 作家志望の「ぼく」が味わう苛烈な恋、そして「時」の不思議――。あまりの長大さと複雑な文体ゆえに、名声ほどには読破する者の少なかった二十世紀小説の代表作が、いま蘇える。現代を代表する小説家と仏文学者のコラボレーションによって、プルーストのエッセンスはそのままに、贅美きわまる日本語でついに読める、読み通せる驚異の縮約版一千枚!

内容説明

作家志望の「ぼく」が味わう苛烈な恋、そして「時」の不思議。マルセル・プルースト『失われた時を求めて』は、原著で全七巻、翻訳では原稿用紙にして一万枚ほど、文庫本にして十冊以上になる。本書は、小説家とフランス文学者の手によって、有名なエピソードや場面はあたう限り残しつつ、プルーストのエッセンスと雰囲気を損なわずに、否、むしろ濃厚にくっきりと香り立つようにした約一千枚の縮約版である。

著者等紹介

プルースト,マルセル[プルースト,マルセル] [Proust,Marcel]
1871年パリのオートゥイユに、著名な医学博士の長男として生まれる。96年、処女作『楽しみと日々』を発表するも不評。1908年より『失われた時を求めて』執筆の準備を始め、13年に第一巻「スワン家の方へ」を出版。第二巻「花咲く乙女たちのかげに」(19年)がゴンクール賞を受賞するなど好評を得るも、22年に没するまでに刊行できたのは全七巻のうち第四巻「ソドムとゴモラ」までだった。第五巻「囚われの女」から最終巻「見いだされた時」は没後刊行された(第六巻「消え去ったアルベルチーヌ」のみ未定稿のまま刊行)

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。『対岸の彼女』で直木賞、「ロック母」で川端康成文学賞、『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞

芳川泰久[ヨシカワヤスヒサ]
1951年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院後期博士課程修了。早稲田大学文学学術院教授(フランス文学、文芸評論)。ヌーヴェル・クリティック、テクスト論と呼ばれる批評ジャンルの第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

88
岩波文庫版で挑戦中の所、ズルしてこちらを読破(笑)しかし、絶妙な小麦粉のブレンドとたっぷりのバターで作る風味と歯応えが堪らないクロワッサンみたい本編に対し、この縮約版は口蓋に貼り付きやすいウェハースのようなもので少し、不快で物足りなかったです。読む分量が多すぎて内容を掴むのに無駄に思える美術講義や社交界での退屈極まりないゴシップ話、各登場人物の逸話という雑多な要素がどれ程、この物語を味わい深くしていたことか!また、それらは読者にお気に入りの場面を見つけるという自由の選択も提供していたのだと改めて思います。2015/07/22

たーぼー

61
編訳者の苦心が覗える作。学生時代『スワン家の方へ』の段階で早々に挫折した身としては呪縛から解放された感もあり、これでもう十分な気が・・。でも『読んだ』とはいえないのかな?嫉妬深く思いこみの激しさに自らを陥れる『男』。多くの人格から構成された複雑で純な『女』。彼らと多くの人々を通して時代を貫いた20世紀文学の思考の果ての払暁。ただ長大な本作だからこそ通読し、その中から尋常ならぬ官能的刺激、人が人たる真実を見出すべきというのならプルーストの魅せたかった世界はいまだ僕の中で曖昧だ。全巻チャレンジいきますか・・。2015/06/18

starbro

49
5年程前に「失われた時を求めて」集英社文庫版全13巻読破にチャレンジしましたが、図書館で1巻ずつ予約取寄せだったことと、話の展開の遅さに面白みを感じられず5巻迄で頓挫しました。今回、角田光代×プルーストの画期的な縮約版が出たので、過去のリベンジとして読みました。角田光代のグッド・チューニングで一気読みしました。しかしながら物語の本質は変わらず、これが本当に20世紀を代表する小説なのかは、大きな疑問です。以前、源氏物語を全巻読了した時の達成感も感動もありませんでした。次に全巻再チャレンジをするかは微妙です。2015/06/16

おか

38
やっと読み終わった❕ 今更ながら 何で今読んだ???って自分に疑問をぶつけてます(笑)でも 読んで良かったです。やはり 角田光代さんの訳は良いです!昔々 「花咲く乙女たちのかげに」まで読んで その後は撤退した覚えがある。兎に角 この僕が面倒くさくて 女々しくて 。。。。の印象だけが残っていたが 今回も基本的には同じ印象だが 訳がとても素敵な日本語になった分 良い絵画を見るような感じになった。やっぱり 日本語って素晴らしい!!!っていうのが 最終的な感想ですね(笑)2025/05/29

きーしゃん

34
難しかったー。わからなかったー。一ヶ月近くかかってしまった。読書道なるものがあるならば、出直してこいといった感じで、小生には早すぎた。情景が浮かばない上に、言わんとしてる意味が分からない。こんなことなのかなと感じるので精一杯だった。なので、感じたことを記しておく。この本の中には愛はない。自己中心的な恋がもたらす嫉妬と狂気。男はマザコンを基礎に愛を求める。欲望がもたらす歪んだ作用。時間と精神と肉体の関係。そこから生じる時間と死の概念。人が生きて為したことを時間を通してどう捉えるか。生の実感がもたらす作用。2019/10/23

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