新潮クレスト・ブックス<br> ライプニッツの輝ける7日間

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新潮クレスト・ブックス
ライプニッツの輝ける7日間

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105902056
  • NDC分類 134.1
  • Cコード C0398

出版社内容情報

「最後の万能の天才」の多彩な生涯を7日間の出来事で描く画期的〈評伝〉。数学や哲学で多大な業績を残し、歴史家や発明家としても活躍した知の巨人ライプニッツ。時に政治に口を出し、時に論争を巻き起こしながら、バロック時代を「転がる石」のように生きた70年の生涯から岐路となった7日間を取り上げ、遺された10万ページのメモと2万通の手紙を元にその思考と業績を再構築した比類なき書。


【目次】

内容説明

多分野での圧倒的な業績と、未完で残された10万ページのメモ。あらゆることに手を出し、多くは失敗や未完に終わる。それでもライプニッツは気にとめない。すべては世界の改善に繋がっているから―。理性への楽観と進歩への確信が存在した時代を活写した〈傑作評伝〉。

目次

第1章 パリ、1675年10月29日 進歩への楽観と、絶えざる遍歴
第2章 ツェラーフェルト(ハルツ)、1686年2月11日 譲歩を伴う創造:課題としての世界
第3章 ハノーファー、1696年8月13日 世界は眠っている、あるいは、万物は生きている
第4章 ベルリン、1703年4月17日 世界を1と0に分解する:デジタル未来への道
第5章 ハノーファー、1710年1月19日 歴史と小説のあいだ:いかにして悪から善が生まれるか
第6章 ウィーン、1714年8月26日 ネットワーク化された孤立:孤独と共同性のあいだの緊張領域
第7章 ハノーファー、1716年7月2日 未来への助走:螺旋状の進歩とポストヒューマンの理性

著者等紹介

ケンペ,ミヒャエル[ケンペ,ミヒャエル] [Kempe,Michael]
1966年生まれ。歴史学者。ハノーファー在住。コンスタンツ大学とダブリン大学トリニティ・カレッジで歴史と哲学を学び、コンスタンツ大学で教授資格を取得した。2011年より、ハノーファーにあるゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ図書館内に設置された、ゲッティンゲン科学アカデミーのライプニッツ研究所の所長を務めている。長年にわたり、人間としてのライプニッツ、そして哲学者・歴史家・数学者・図書館司書・発明家としてのライプニッツの研究に取り組んできた

森内薫[モリウチカオル]
英語・ドイツ語翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たま

81
ライプニッツの生涯から7日を選び、その日彼が何処で何をしたかを書く。この〈何をしたか〉がすごい。理系文系(なんて今また無意味かも知れないが)を超えるあらゆる学問、技術についての広大な知識と関心。謎だらけの世界の仕組みについて仮説を立て学者たちと大量の手紙で議論する。〈世界の仕組み〉の仮説が創造主たる神の神学と分かち難いのが17世紀。ハノーファーの宮廷に仕えているのにその仕事はほったらかし、だいたいウィーンに住んでたりする、現代からは考えられない働き方。17世紀ルネサンスの現場に立ち会った思いで面白かった。2026/04/16

ヘラジカ

34
評伝と言うと幼少期から晩年まで追うイメージがあるが、当書はタイトル通り「7日間」にフォーカスしている。このアプローチはライプニッツに馴染みがない、それどころか興味も薄い(自分のような)人間には最適だ。名前だけ知っていて今までもこれからもあまり縁のなさそうな偉人の業績を知る機会としては非常に良い読書であった。たった7日でも分かる巨大さ。地味に時代背景などを知る面白さもあった。2026/02/01

tom

21
けっこう苦労して最後まで頁をめくる。初めのほうにあった微積分の発明部分は面白かったのだけど、それ以降は、正直に言ってライプニッツが何をしていたのかほとんど不明。土木建築やら歴史の編纂やら計算機の発明、宗教問題などなど八方に手を伸ばしていたことだけが分かった。それでどうなのという感じか。まあバロックの時代の人が、ここまで手を広げて面白いことを考えたというのがすごいこと、このことだけは分かった。疲れる本でした。2026/06/05

信兵衛

16
読むのには苦労させられますが、ライプニッツという歴史上の人物に組み合ったという点では、読み甲斐あり。 また、労作であるという点につき、本作を称えたい。2026/03/20

Shori

3
ライプニッツ、微積分発明(ニュートンとは別々に)のイメージしかなかったが、はるかに幅広く深い分野に足跡を刻んだ知の巨人だった。著作としての発表が少なく、膨大なメモと書簡が残されるのみだったことも、業績と知名度のギャップの理由か。ダヴィンチに近いものを感じる。楽観主義、実践を重んじる姿勢、統合への意志、最後の博学者と呼ばれるのもわかる。2026/05/17

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