新潮クレスト・ブックス<br> ケミストリー

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新潮クレスト・ブックス
ケミストリー

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901608
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

どうしてうまくいかないの? 研究もプロポーズにも答えが出せず、人生に煩悶する理系女を描いた中国系アメリカ人作家のデビュー作。

内容説明

ボストンの大学院の研究室で日々実験を重ねるも得意だったはずの化学の研究はうまくいかず、博士号取得はドロップアウト寸前。同棲中の彼からのプロポーズにも答えが出せず…。血のにじむ努力で中国から移民してきた両親の期待に応えられない自分を持てあます、リケジョのこじれた思いが行きつく先は―。ユニークな語り、削ぎ落とされた文章から滲みだすあたたかさが胸を打つ、愛と家族と人生のものがたり。中国系アメリカ人作家のデビュー作。PEN/ヘミングウェイ賞受賞

著者等紹介

ワン,ウェイク[ワン,ウェイク] [Wang,Weike]
中国、南京生まれ。5歳のときに両親とともにオーストラリアへ移住。カナダを経由して、11歳でアメリカに渡る。ハーバード大学で化学と英文学を専攻、公衆衛生学の博士号を取得。ボストン大学の美術学修士号を取得するために書いた小説が『ケミストリー』である。2017年に刊行されるとたちまち注目を浴び、全米図書協会の「35歳未満の注目作家5人」に選ばれ、2018年にはホワイティング賞、PEN/ヘミングウェイ賞を受賞。短篇「OMAKASE」は2019年度O・ヘンリー賞を受賞した

小竹由美子[コタケユミコ]
1954年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

100
拗らせ女子必読の書。努力すれば成績は上がった学生時代が人生のピークで、社会に出たら壁にぶち当たっては落ち込むばかり。何もかも上手く、いかず、幼い頃に思い描いていたのはまったく違う大人や人生になった事への違和感。親のようにはならないと思いながらも幼い頃からの親の期待を引き摺りつつも依存する形で自縄自縛。自分は家族を嫌な思いをさせると思い込み、「結婚」に及び腰。描かれている事が身に覚えがあり過ぎて心の中で七転八倒…( ̄▽ ̄;)2019/12/07

夜長月🌙@読書会10周年

80
おすすめします。リケジョのリアル。有機合成化学系の博士課程の研究生活と恋愛と。短期に成果を求められるドクターコースの苦悩から始まってもっと深い人生そのものの悩みまで。こう書くと暗い話に聞こえますが語り口がとてもユーモラス。深刻な話も楽しく読めてしまいます。そして化学、物理、数学の豆知識も得られます。博識なのは著者の経歴を見てちょっと納得。ハーバード大学公衆衛生博士号取得。ボストン大学美術学修士号取得。2022/01/17

ヘラジカ

46
両親との確執を中心に、恋愛や仕事との向き合い方に悩む中国系アメリカ人女性の自伝的作品。ざっくばらん、ぶっきらぼう、ときに支離滅裂。軽快につらつらと書き記された記憶や思考、そこに稀に入り混じる苦悩の叫びがあわさって、雷がきらめく小さな嵐のようだった。まとまりあるとは言えないが、その分作者自身の心の声が籠められていると感じた。ドラマチックなほどの悲劇やトラウマはないので、こういう人生があるんだなあ、という現実性がある。わんこが可愛すぎてそれだけで読む価値がある小説だと思った。なんだかんだお父さんも優しい。2019/09/27

あさうみ

40
リケジョの面倒臭い思考回路が散文し、ぐるぐると袋小路にハマってる。えぇい、何が不満なんやー!と共感できないところもあるけども、悩みの出来事を化学に当てはめたうんちくになるほど、とか、解る、と思ってしまう。一風変わった自己成長物語。2019/11/23

りつこ

39
血のにじむような努力をして中国からアメリカへ移民してきた両親のもとに育ち、がり勉と陰口を叩かれながらも博士課程まで進んだ女性。同じ研究室の先輩と同棲しプロポーズを受けながらも結婚に明るい未来を抱けずイエスと返事をすることができない。研究も行き詰まりドロップアウト。そのことを両親に告げることもできない。両親が不仲で自分への期待の大きさや目に見えた愛情表現を受けずに育ったことによる気難しさはあるものの、彼女自身は親のことをちゃんと分かっていて赦しているのが救い。うだうだ小説?と最初イライラしたけど面白かった。2019/11/09

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