出版社内容情報
家族との情愛と葛藤、成熟への恐れと期待、世界との?がりと孤独――後のノーベル賞作家の鮮烈なデビュー短篇集。半世紀前、後のノーベル賞作家はそのデビュー時から「短篇の女王」だった。行商に同行した娘は父のもう一つの顔を目撃し、駆出しの小説家は仕事場で大家の不可思議な言動に遭遇する。心を病んだ母を看取った姉は粛然と覚悟を語り、零落したピアノ教師の老女が開く発表会では小さな奇跡が起こる――人生の陰翳を描き「短篇の女王」と称されるカナダ人ノーベル賞作家の原風景に満ちた初期作品集。
アリス・マンロー[アリス マンロー]
著・文・その他
小竹 由美子[コタケ ユミコ]
翻訳
内容説明
行商に同行した娘は知らなかった父のもう一つの顔を目撃し、駆け出しの小説家は新たに借りた仕事場で大家の不可思議な言動に遭遇する。心を病んだ母を看取った姉は粛然と覚悟を語り、零落したピアノ教師の老女が開く発表会では小さな奇跡が起こる―カナダの田舎町を舞台に、平凡な日常を送る人々の暮らしに光を当て、些細な出来事が彼らの運命を変えていく有様を追った十五篇。人生の陰翳を描き「現代のチェーホフ」と称されるノーベル賞作家の原風景に満ちたデビュー作品集。
著者等紹介
マンロー,アリス[マンロー,アリス] [Munro,Alice]
1931年、カナダ・オンタリオ州の田舎町に生まれる。書店経営を経て、68年、初の短篇集Dance of the Happy Shadesがカナダでもっとも権威ある「総督文学賞」を受賞。以後、三度の総督文学賞、W・H・スミス賞、ペン・マラマッド賞、全米批評家協会賞ほか多くの賞を受賞。チェーホフの正統な後継者、「短篇小説の女王」と賞され、2005年にはタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選出。09年、国際ブッカー賞受賞。13年、カナダ初のノーベル文学賞受賞
小竹由美子[コタケユミコ]
1954年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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