Crest books<br> ガルヴェイアスの犬

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Crest books
ガルヴェイアスの犬

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901493
  • NDC分類 969.3
  • Cコード C0397

出版社内容情報

空から巨大な物体が落ちてきて以来、村はすっかり変わってしまった。権威あるオセアノス賞を受賞。奇想天外なポルトガルの傑作長篇。巨大な物体が落ちてきて以来、村はすっかり変わってしまった――。ポルトガルの傑作長篇。ある日、ポルトガルの小さな村に、巨大な物体が落ちてきた。異様な匂いを放つその物体のことを、人々はやがて忘れてしまったが、犬たちだけは覚えていた――。村人たちの無数の物語が織り成す、にぎやかで風変わりな黙示録。デビュー長篇でサラマーゴ賞を受賞し「恐るべき新人」と絶賛された作家の代表作。オセアノス賞受賞。

ジョゼ・ルイス・ペイショット[ジョゼ ルイス ペイショット]
著・文・その他

木下 眞穂[キノシタ マホ]
翻訳

内容説明

ある日、ポルトガルの小さな村に、巨大な物体が落ちてきた…。色恋沙汰と痴話喧嘩、親兄弟の確執、思いがけない死と、新たな命の誕生―。村人と犬たちの無数の物語が織り成す、賑やかで風変わりな黙示録。ポルトガル現代文学の旗手による傑作長篇、オセアノス賞受賞作。

著者等紹介

ペイショット,ジョゼ・ルイス[ペイショット,ジョゼルイス] [Peixoto,Jos´e Lu´is]
1974年、ポルトガル内陸部アレンテージョ地方、ガルヴェイアス生まれ。2000年に発表した初長篇『無のまなざし』でサラマーゴ賞を受賞、新世代の旗手として絶賛を受ける。スペインやイタリアの文学賞を受賞するなど、ヨーロッパを中心に世界的に高い評価を受け、『ガルヴェイアスの犬』でポルトガル語圏のブッカー賞とも称されるオセアノス賞(ブラジル)を受賞した。詩人としても評価が高く、紀行作家としても活躍。作品はこれまで20以上の言語に翻訳されている。現代ポルトガル文学を代表する作家の一人

木下眞穂[キノシタマホ]
ポルトガル語翻訳家。上智大学ポルトガル語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

196
10月の第一作は、本書です。書店で表紙で興味を持ち、読みました。ポルトガル人作家、ジョゼ・ルイス・ペイショット初読です。犬は登場しますが、犬小説ではなく、ポルトガルの小さな村の少し不思議なお話でした。たまにはこういう小説も良いかも知れません。2018/10/01

ケイ

157
一本の映画を見終わった如くの読後感。静かな田舎町にやってきたもの。繰り返される爆音。それが第一波。1984年の1月に静かな小さいガルヴェイアスの村を見舞ったもの。その後、村の生活は続く。一人一人が語られる。彼らはそういう人だったのか? どこか変わったのか? いずれ来る第2波。そして第3波。静かに怖さが迫る最後の数ページ。終わりなのか、新たな始まりなのか。見つめるものは何か。 作家はポルトガル人。この国の持つ何かが確かに南米に伝わったのだと思わされた。2018/09/30

藤月はな(灯れ松明の火)

110
ポルトガルの小さな村、ガルヴェイアスに落ちた隕石。匂い以外は被害は小さかった為に人々はその存在を忘れたが、犬はその日からガルヴェイアスが変わってしまった事を実感していた。パンは硫黄の味になり、人々は日頃の鬱憤を晴らすかのように静かに箍を外していく。そしてドミノ倒しのような行動の行く末は決して語られないのが不気味だ。人は生きていくと誰しも無垢でいられず、同時に絶対的な破滅はない。だからこそ、ラストは『パフューム』と『イット・フォローズ』が混ざり合ったかのような不安とそれでも残る希望の優しさが染み入るのだ。2018/09/17

どんぐり

105
サラマーゴの現代ポルトガル文学を継ぐ作家の本。人口千人の小さな村ガルヴェイアスに巨大な物体が堕ち、原っぱに大きな穴をあけ、村中を硫黄の臭いが覆う。それから嵐のような豪雨が7日7晩続き、村人たちは「名のない物」の堕ちたことを忘れ、パンドラの箱が開くように語り始める。一人ひとりが語る物語は、自分の大事にしている記憶というもの。自分のクソを溜め込んで、夫の不倫相手にクソを浴びせる女もいれば、若い女の排泄行為を覗き見る老人、仲違いする兄弟、遠くブラジルにいる女と再会する男など、いろいろな村人が出てくる。→2022/02/20

nobi

104
ポルトガルのその貧しい村は、余りまともとは言えない。神父はワインを手放さず、娼婦の三人は八〇歳を越え、嫉妬による仕打ちには汚物、父子は復讐の相手を間違え、噂はすぐ広がる、…。三文芝居のような成り行きを、ガルヴェイアスの犬と同じく、いつしか私も近くで見始めていた。可笑しみもある。村人たちが懐かしく感じられてくる。それにしてもなんと多くの、村を狙うように降ってきた隕石のように突然の、死。そんな中、マリア・アスンタと息子ミャウと雌犬カサンドラの物語は運命の無慈悲が哀しく、幻想的な奇跡の出会いがこの上なく美しい。2018/09/24

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