出版社内容情報
仄暗い歴史を背負う極寒の町マガダン。この土地で暮らす人々の哀しみと喜び。米国注目のロシア系移民作家による、鮮烈な連作短篇集。目を細めると、今も白い雪山が見える――。米国注目のロシア系移民作家が描く、切なくも美しい9篇の物語。同じ飛行機に乗りあわせたサッカー選手からのデートの誘い。幼少期の親友からの二十年ぶりの連絡。最愛の相手と死別した祖父の思い出話。かつて強制収容所が置かれたロシア北東部の町マガダンで、長くこの土地に暮らす一族と、流れ着いた芸術家や元囚人たちの人生が交差する。米国で脚光を浴びる女性作家による、鮮烈なデビュー短篇集。
クセニヤ・メルニク[クセニヤ メルニク]
小川 高義[オガワ タカヨシ]
内容説明
同じ飛行機に乗りあわせたサッカー選手からのデートの誘い。疎遠になっていた幼馴染からの二十年ぶりの連絡。アメリカ人に嫁いだ娘と再会する母親。最愛の妻と死別した祖父の思い出話―。かつて強制収容所が置かれたロシア極東の町マガダンで、長くこの地に暮らしてきた家族と、流れ着いた芸術家や元囚人たちの人生が交差する。温かな眼差しと、煌めく細部の描写。米国で注目を集める女性作家による、清新なデビュー短篇集。
著者等紹介
メルニク,クセニヤ[メルニク,クセニヤ] [Melnik,Kseniya]
1983年、ロシア北東部の町マガダンに生まれる。1998年、15歳のとき家族とともに米国アラスカ州に移住。ニューヨークのコルゲート大学で社会学を専攻したのち、様々な仕事に従事しつつ、文芸誌に小説を発表し始める。ニューヨーク大学で創作修士号を取得した後は、教鞭を執りながら執筆を続け、2014年に第一短篇集となる『五月の雪』を刊行する。現在はロサンゼルスに在住
小川高義[オガワタカヨシ]
1956年、横浜生まれ。東京大学英文科大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
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