Crest books<br> ヴォルテール、ただいま参上!

個数:
  • ポイントキャンペーン

Crest books
ヴォルテール、ただいま参上!

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年05月01日 04時31分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901172
  • NDC分類 943
  • Cコード C0397

出版社内容情報

尊敬と反発、女性関係に金銭トラブル。思想家ヴォルテールとフリードリヒ大王の知られざる素顔を描く、笑いと驚きの新しい歴史小説。

偉人たちの知られざる素顔。笑いと驚きに満ちた新しい歴史小説。華麗なる女性関係。泥沼の金銭トラブル。国々を股にかけての逃避行。思想家ヴォルテールとプロイセン王フリードリヒ二世の間には、恋にも似た熱い友情と、壮絶な駆け引きがあった――。実在のできごとを丹念に追いながら、鋭い洞察と巧みな構成で偉人たちの姿を鮮やかに描き出す。ドイツのベテラン作家による、新しい歴史小説。

内容説明

誰もが知る偉人たちの、意外な素顔。笑いと驚きに満ちた、新しい歴史小説。思想家ヴォルテールと、プロイセン王フリードリヒ二世。二人の間には、恋にも似た友情と壮絶な駆け引きがあった!ドイツのベテラン作家による会心の野心作。

著者等紹介

シェートリヒ,ハンス=ヨアヒム[シェートリヒ,ハンスヨアヒム] [Sch¨adlich,Hans Joachim]
1935年、旧東独南部ザクセン州・フォークトラント生まれ。東ドイツ・ベルリン大学およびライプツィヒ大学でドイツ文学と言語学を学び、博士号を取得。反体制的作品を執筆していたが出版には至らず、ギュンター・グラスの援助により、1977年に西ドイツで作家デビュー、高い評価を受ける。同年末に西ドイツに移住し、ポストモダン的作品など、一作ごとに雰囲気の違う作品を書き続けている。クライスト賞、ハインリヒ・ベル賞、ハンス・ザール賞、レッシング賞、シラー記念賞など、受賞多数

松永美穂[マツナガミホ]
早稲田大学教授。訳書にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(毎日出版文化賞特別賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

66
啓蒙思想の祖であるヴォルテールと啓蒙専制君主であるフリードリヒ二世には交流があった。その交流を書簡などを並べることで淡々と描く。そこから浮かび上がってきたのは啓蒙思想家も君主も何とも先進的な思想を生み出せるがお金にがめつく女タラシな雑草根性やインテリに憧れるが根はジャイアン思想などの人間らしかったかということだ。特にヴォルテールを自分のものにしたいフリードリヒ二世が遂に彼を手に入れた時の「ヴォルテールを所有したい!」の次に「シュトレ地方を征服したい!」という文が続いたのには思わず、笑ってしまいました。2015/06/30

りつこ

49
なんともいえず独特な作品。ことさら滑稽に描いてるわけではないのに全体に漂うのは乾いたユーモア。歴史に名を残す王様も哲学者も我々と何ら変わるところのない…いやむしろ高いところにいるからこその身勝手さや卑小さを振り回すことができる?ちょっとあっけにとられて薄笑いを浮かべながら読み終わったけど、後書きがまたとてもいい。なかなか。2015/05/12

星落秋風五丈原

48
フリードリヒ二世とヴォルテールの関係を描いた本書は空想力や描写力ではなく史実と文献という事実でぐいぐい押すまるでじゃがいものような中身重視の作品。派手な修飾詞・形容詞を用いないため淡々とした描写が続く。しかし、激するべきところで表向きは激さず、その分、親しい相手に向けて書かれた書簡や側近への遠慮のない会話では怒り大爆発!という激しく裏表のある当人達のキャラクターが強烈な印象を与える。ヴォルテールの旅費を巡る騒動などどちらかの器が大きければ騒ぎにならず。つまりは二人とも我々と同じ弱さと複雑さを持つ人間。2015/04/28

紅はこべ

38
最近は薄い本で歴史をコンパクトに色濃く語るというのが流行りなのかな。ヴォルテールがこんなにがめつい男だったとは。しかも姪を愛人にするなんて、島崎藤村か!プロイセンの君主がドイツ語が苦手というのに大笑い。フリードリヒ大王はマリア・テレジアの宿敵という印象しかなかったけど、ヴォルテールとこんな確執があったなんて。殆ど恋の駆け引きだね。思想家や芸術家は権力者とはある程度距離を置くべきだというのがよくわかりますね。シャトレ侯爵夫人は魅力的でした。2015/06/07

棕櫚木庵

29
ここで紹介していただき,ヴォルテールが主人公ということで読んだのだけど,むしろ,パトロンから自立しつつある頃の文筆者の話として面白かった.それ以上に興味深かったのがその形式.小説,あるいは評伝を書くための資料カードを並べて見せたよう.情景や,とりわけ心理の描写はほとんどない.事実をとびとびに列挙して読者の想像を喚起する手法とでもいうか.ところで,シャトレ夫人がアインシュタインの質量とエネルギーの等価式を先取りしていたというのは(pp.22-23)もちろん冗談だろうけど,ちょっと“盛り”過ぎじゃないの^^;2022/05/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9460085
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。