内容説明
1924年、美しい娘リリアンが、ロシアからアメリカへやってくる。ポグロム(ユダヤ人迫害)で両親と夫を惨殺され、一人娘も失って、単身、新天地へと渡ったのだ。ニューヨークの従姉の部屋に転がり込んだリリアンは、お針子として自活するが、ほどなく劇場主父子双方の愛人となり、新世界の階段を駆けのぼってゆく。父ほどの年配の男たちとのあいだに育まれる愛情と友情。だがそこへ、死んだはずの娘が生きているという話がもたらされるや、彼女はすべてをなげうってシベリアをめざす。伝説の電信線に沿って、荒野を北へと向かうのだ―。幾人もの人生の物語がぎっしりと詰まった、息をもつかせぬ濃密なストーリー。読者をかたときも放さない真にドラマティックな傑作長篇。
著者等紹介
ブルーム,エイミー[ブルーム,エイミー][Bloom,Amy]
1953年、NY生まれ。現在コネチカット在住。心理療法士として働くかたわら、「ニューヨーカー」「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」などに寄稿。93年刊行の初の短篇集『銀の水(原題:Come to Me)』が全米図書賞最終候補に。2000年、第二短篇集A Blind Man Can See How Much I Love You刊行。全米批評家協会賞最終候補に。ドラマや映画の脚本を手がけるとともに、イエール大学創作科で教鞭をとっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遥かなる想い
優希
藤月はな(灯れ松明の火)
キムチ
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
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