内容説明
頭上に爆撃機。眼前に戦車隊。足元に地雷原。第二次大戦でロンメルのアフリカ軍団と渡り合った英国人女性による驚愕の手記。
目次
記憶の泉
勇士は孤独なもの
自由の夢
ふしだらな女
待つ女
アフリカの夢
よそ者たち
運命の指し示すもの
酒とバラの日々
煮えたぎる大釜の中へ
犠牲多き勝利
突破
勇者の血
勝利の兆し
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幕引き
著者等紹介
トラヴァース，スーザン［トラヴァース，スーザン］［Ｔｒａｖｅｒｓ，Ｓｕｓａｎ］
１９０９年、ロンドン生れ。十代で両親とともに南仏に移住。第二次世界大戦の勃発に触発され、看護師としてフランス赤十字に参加。１９４０年、フィンランドに派遣された後、フランス外人部隊に身を投じ、激戦のアフリカおよびヨーロッパに赴任。その功績をたたえられ、戦功章のほか、レジョン・ドヌール勲章を受章。現在、パリ南郊に在住
高橋佳奈子［タカハシカナコ］
１９６３年東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。翻訳家
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感想・レビュー
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medihen
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2003年12月19日。第2次大戦中にフランス外人部隊に従軍し、戦後、レジョン・ドヌール勲章を受けた女性の手記。ビル・ハケイムからの大脱出と、戦後の平和な日々に共に戦ったケニーグ将軍から勲章を授与されるくだりが、白眉。特に後者は、将軍自らに勲をたたえられる誇りと彼への忘れがたい想いからの激情を、夫への思いやりで抑えこむ心情が印象的
sattin
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第2次大戦中、北アフリカ戦線でナチスドイツと戦った女性従軍者の話。有名なフランス外人部隊に所属し、前線で戦った彼女の履歴は、そのまんま映画になりそうなドラマです。死と隣り合わせだからこそのロマンスも印象的。しかも文章がすごく上手い。アフリカ戦線の勉強にもなりました。2009/02/22
