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我が父サリンジャー

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  • サイズ B6判/ページ数 527p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105430016
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

内容説明

今でも隠遁生活を続けているアメリカ文学の巨匠サリンジャー。多くの謎に包まれたその素顔は…?父の実像をすべて明らかにした娘の回想録。

目次

第1部 家族の歴史一九〇〇‐一九五五年(「ときおり青の鏡を通して」;ランズマン;鋳かけ屋さん、仕立て屋さん、兵隊さん、スパイさん ほか)
第2部 コーニッシュ一九五五‐一九六八年(夢の子ども、現実の子ども;森のなかの赤児たち;境界を超えて ほか)
第3部 コーニッシュを超えて(孤島ふたたび;クリスマス;真冬 ほか)

著者等紹介

サリンジャー,マーガレット・A.[サリンジャー,マーガレット・A.][Salinger,Margaret A.]
作家J・D・サリンジャーの長女。父の隠遁先であるニューハンプシャー州コーニッシュで幼少期を過ごす。ブランダイス大学を卒業。ファイ・ベータ・カッパの最優等賞、歴史・法律学研究での優秀賞を受賞。その後オックスフォード大学を卒業。経営管理学で修士号を取得

亀井よし子[カメイヨシコ]
翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoros

7
我が父サリンジャー、とあるがサリンジャーは垣間見えるだけです。前半はまだいいけど後半は?です。サリンジャーのことを知りたくて手に取ったけど、途中から何をよんでるのかわからなくなるぐらい著者の話。 まあ、ちょこちょことサリンジャーが出てはきますけど。 サリンジャーの人間性、母親との関係、自分が強いられた環境について(確かにいいたくなるような環境だったと思うけど)愚痴めいたことが多くかかれています。改題した方がいいと思う。2019/11/01

きたくり

4
原題は「Dream Catcher」。サリンジャーの娘が父について書いた本、というよりは著者自身の半生記だと思う。もちろんサリンジャーの素顔を垣間見ることもできる。強烈な個性をもつ父と精神不安定な母を持った一人の女性のある意味壮絶な日々。父への反発や愛憎など深い想いも伝わってきた。最終章では「ドリームキャッチャー」と題されたこの本の意味がわかり、とても感動した。2010/10/15

シン

3
この邦題は改題したほうがいいと思う。これだと、父サリンジャーについて娘が語った、という解釈になるが、実際はサリンジャーのことが書かれているのは前半のみで、後半は専ら自分のこと。前半が素晴らしかっただけにもったいないと感じた。ただ、サリンジャーの姿を知るのには十分楽しめる本で、彼の著作も多々引用されそれと絡めることができる。サリンジャーという作家は私小説家ではないかと思うぐらい、自分の体験を作品に反映させていることに驚く。付き合うのは大変かもしれないが、子煩悩で根は易しいサリンジャー。彼の作品が読みたくなる2012/09/06

megco115

2
作品は凄く好きだけど、人はちょっと苦手。サリンジャーと出会ったら、私は幸せにはなれないと思う。2010/10/18

コウ

2
ふ~む。だいたい想像していた通りの人なんだね。Mr.サリンジャー。★★★☆☆2008/06/30

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