ビョークが行く

マクドネル，エヴェリン【著】〈ＭｃＤｏｎｎｅｌｌ，Ｅｖｅｌｙｎ〉/栩木 玲子【訳】

新潮社（2003/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 157p／高さ 19cm
• 商品コード 9784105426019
• NDC分類 767.8
• Cコード C0023

内容説明

映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』では、ぶあつい眼鏡をかけ、さらけ出し系演技で音楽ファン以外の人々の心をもつかんだアイスランドの歌姫。「変わってる」と形容され、“妖精のような少女のような女”とも評される天才アーティストの素顔に迫る、激しくわかりやすい評伝。

目次

序文としてのエピソード　この本のコンセプトについて語り手が説明し、ひとつのサウンドに恋をする
エピソード２　語り手と我らがヒロイン、山の女王となる
エピソード３　我らがヒロイン、「とんでもない変化」について語る
エピソード４　我らがヒロイン、ヨーロッパをアイスランド流に侵略し、自分が小妖精であることを発見する
エピソード５　我らがヒロイン、ゴリラと闘い、存在するはずのないものが実在することを証明する
エピソード６　我らがヒロイン、生まれ故郷が一番であることに気づき、語り手も我らがヒロインを再認識する
エピソード７　我らがヒロイン、闘いに負けるが戦争には勝つ
跋文としてのエピソード　語り手と我らがヒロイン、再会する

著者等紹介

マクドネル，エヴェリン［マクドネル，エヴェリン］［ＭｃＤｏｎｎｅｌｌ，Ｅｖｅｌｙｎ］
米国ミシガン州生まれ。『ヴィレッジ・ヴォイス』や『サンフランシスコ・ウィークリー』の音楽編集者を経て、現在は『ザ・マイアミ・ヘラルド』でポップ・ミュージックの評論家として活躍中。Ｓｔａｒｓ　Ｄｏｎ’ｔ　Ｓｔａｎｄ　Ｓｔｉｌｌ　ｉｎ　ｔｈｅ　Ｓｋｙ：Ｍｕｓｉｃ　ａｎｄ　Ｍｙｔｈ（Ｎｅｗ　Ｙｏｒｋ　Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ　Ｐｒｅｓｓ，１９９８）とＲｏｃｋ　Ｓｈｅ　Ｗｒｏｔｅ：Ｗｏｍｅｎ　Ｗｒｉｔｅ　Ａｂｏｕｔ　Ｒｏｃｋ，Ｐｏｐ，ａｎｄ　Ｒａｐ（Ｃｏｏｐｅｒ　Ｓｑｕａｒｅ　Ｐｒｅｓｓ，１９９９）を編纂。『インタヴュー』『ローリングストーン』『ミズ』『ザ・ニューヨーク・タイムズ』などへの寄稿も多い

栩木玲子［トチギレイコ］
１９６０年米国サンフランシスコ生まれ。法政大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kera1019]

賞賛でも否定でもなく、ビョークに起こった事をただダラダラとなぞるだけで、掘り下げる訳でなく突っ込んでる訳でもなく、何ともペラペラな印象。音楽誌のコラムを膨らませただけというか、仕事で書きましたって感じが丸出しでした。

2014/10/25

[ピラックマ]

昨年末より追いかけている絶望シネマ８８から「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を初見。 とてつもない衝撃を受け、これまた今更ビョークにすっかり嵌まって、CDや過去の書籍を漁っているこの頃。 女性記者による2001年頃までの評伝。特に「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に関する論評は実に秀逸。

2017/01/10

[鏡子]

こんなに鋭い感覚の女性は居ない。エネルギー力が半端なさそう。生きている間の80年そこらをなるべく色彩豊かにしたい…ここに物凄い共感した

2011/12/10

[Kit]

多分生まれて初めて読んだ芸能人本。著者の個人的な意見とか趣味がすごく反映されてるなぁと思った一冊

[RICK]

気になって読んだ