内容説明
ぼくの人生がこれから始まろうとしていた。29歳、愛しい婚約者もいる。1990年クリスマス休暇中に交通事故にあい、ぼくは、脊髄損傷で二度と歩けない対麻痺になった…。事故から9年の歳月が流れた。SUAWプロジェクトのラビション博士のインプラント手術を受ける決心をした。手術は成功、立ち上がったぼくを見て、5歳の娘が言った。「パパってこんなに高いんだ!」世界初のインプラント手術に挑戦した対麻痺患者のヒューマンドキュメント。
目次
1 最後の一歩
2 頭の中の一歩
3 頭の中の二歩
4 頭の中の三歩
5 希望の一歩
6 宙に浮いた一歩
7 中断した一歩
8 暗闇の中の一歩
9 初めての数歩
エピローグ―歩く男の近況
著者等紹介
メルジェ,マルク[メルジェ,マルク][Merger,Marc]
1961年5月フランスに生れる。現在、妻のヴェロニックと長女エステル、息子ユーゴとストラスブールに住んでいる。ナンシー大学とメス大学の経済学の講師。ニースのソシエテ・ジェネラル銀行に勤務していた。1990年12月、婚約者のヴェロニックと一緒にクリスマス休暇をすごしている時に、交通事故にあい下半身麻痺の対麻痺になり、車椅子の生活になる。1991年、国立衛生医学研究所の生体工学の分野で活躍し、SUAWプロジェクトの提唱者でもあるモンペリエ在住のラビション博士と運命的な出会いをする。事故から9年、ラビション博士のもとで、現代医学最先端のテクノロジーによるマイクロチップを埋め込む世界初の手術を受ける
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