内容説明
銃声が静寂を破り、ビジネス・エリートたちの超楽園に闇が、ゆっくりと、口を開く―現代文学の巨人が挑む人類の未来、ミステリの快楽。
著者等紹介
バラード,J.G.[バラード,J.G.][Ballard,J.G.]
1930年、上海生まれ。46年にイギリスに帰国し、大学卒業後、サイエンス・ライターなどを経て、56年にSF作家としてデビュー。人間の心理を災厄的なSF的異世界の内にとらえた『沈んだ世界』(62)、『結晶世界』(66)など、それまでのアメリカSFには見られなかった思弁性、文学性で独自の地位を築く。70年代にはさらに、現代の科学・テクノロジーと人間精神との関係性を考察する『残虐行為展覧会』(70)、『クラッシュ』(73)といった実験的前衛作品を次々と発表、同時に、新しいSFを探求する“ニューウェーブ運動”の理論的先導者として、映画や音楽、アートなど、SFにとどまらない多様な領域に大きな影響を与えた。84年には、のちにS・スピルバーグ監督によって映画化される自伝的小説『太陽の帝国』を発表。90年代以降は、『コカイン・ナイト』(96)、『スーパー・カンヌ』(2000)と、エンターテインメント性にすぐれながらも、時代の精神病理を鋭くえぐる、さらに新しい小説世界の探求を続けている
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