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ブタをけっとばした少年

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  • サイズ B6判/ページ数 134p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105398019
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

復讐を誓ったカリガリ少年がひきおこす、恐怖の灼熱地獄。火だるまになった13人の牧師さん。愛車とともににっこり燃えつきた老夫婦。炎の川にじゅっとのまれたテレビクルー。犠牲者は300人。このままで、すむと思うかカリガリ少年?神経にビリビリひびく、ナンセンスでグロテスクな笑い、凄まじくファニーな英国ホラーファンタジー、日本上陸!しびれるイラスト満載。

著者等紹介

ベイカー,トム[Baker,Tom]
イギリスの人気怪優。リヴァプールの貧乏だが活気あふれるアイルランド人地区に生まれる。ジョン・レノンと同郷、ちょっと年上。小さい頃の野望は“みなしごになること”“木の義足を手に入れること”。修道院でお坊さん修行に励んだが、追いだされて兵隊に。やがて演劇にめざめ、ナショナル・シアター、パゾリーニの映画などで活躍。伝説的SFテレビドラマ「ドクター・フー」として、その名を全英に轟かせた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーちゃん

22
図書館本。2000年発行。デヴィッド・ロバーツさんの絵に惹かれて借りましたが、著者のトム・ベイカーさんは四代目「ドクター・フー」を演じた俳優さんだったのですね。内容はイギリスらしいブラックで皮肉な物語。ページをめくるごとに右側はお話で左側が解説入りのイラストという構成はとてもわかりやすいのですが、子供向けというにはちょっと残酷。まあ主人公の名前がカリガリ少年だし、悪事の果てにはおしおきが待っているという事だと思いますが…という作品です。ホラーに近いと思った一冊。2018/10/14

里馬

19
動物を愛する余り、極端な人間不信に陥ったロバート・カリガリ。この本は心美しく純粋なカリガリ君が不運にも崩壊していく様を著者トム・ベイカーによって悪意的に犯人へと仕立てられていく話である。万に一つ、彼が悪魔の申し子だったとして、結果的にカリガリが意図的に混沌を引寄せたとして、誰がその偶然なる混沌を責められようか!!ああ!可哀相なガリガリ君!2010/01/25

ひなきち

18
読書会紹介本。イギリスの怪優が書いた、サイコーにサイアクな本(褒め言葉)。絵本みたいでスラスラ読めるのだが…。主人公の悪ガキ少年には、とんでもない報復が待っていて…衝撃のラストに唖然。そんなに詳しく説明しないでいいから~!と思いながらも目が離せない。ブラックユーモア溢れる挿絵とその解説にも注目。「因果応報」の教訓を、強いインパクトをもって得られるのは良いが、幼い子どもにはトラウマになってしまうかも。かつての私のように…。なのに、紹介してしまうくらい気にいっている本でもある。不思議だ…。2019/03/10

たろさ

12
[図書館本]ALL REVIEWS豊崎 由美さんの書評を読んで気になった本。悪ガキでは済まされない彼の悪事に英国ホラーファンタジーというのはどうだろう。最後は自業自得?それでもぬるいよロバート君、もっとひどい罰を受けるべき。11代目以降しか観てないので気付かなかったが作者は4代目のドクターフーなのね。2018/09/01

三柴ゆよし

7
邪悪な少年ロバート・カリガリくんによる、史上最悪のイタズラと因果応報の物語。いわゆる「大人の絵本」。過激なブラック・ユーモアかと思いきや、勧善懲悪な幕切れを迎えるという、なんとも分裂症的なお話。ちなみに著者のトム・ベイカーはイギリスの役者さん。『シンドバッド 黄金の航海』とか『悪魔の植物人間』に出ているらしい。どっちも観てるはずなのにまるで記憶にないのはどうしたことか。イラストが素敵。2010/01/07

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