暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

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  • サイズ B6判/ページ数 493,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105393021
  • NDC分類 809.7
  • Cコード C0098

内容説明

最先端領域に宿る天才たちの壮絶なドラマ。歴史の背後に秘められた、暗号作成者と解読者の攻防―加速する情報戦争の勝者はいったい誰か?『フェルマーの最終定理』に続く世界的ベストセラー、待望の完全翻訳版。

目次

第1章 スコットランド女王メアリーの暗号
第2章 解読不能の暗号
第3章 暗号機の誕生
第4章 エニグマの解読
第5章 言葉の壁
第6章 アリスとボブは鍵を公開する
第7章 プリティー・グッド・プライバシー
第8章 未来への量子ジャンプ

著者等紹介

シン,サイモン[シン,サイモン][Singh,Simon]
1967年、イングランド南西部サマーセット州生まれ。祖父母はインドからの移民。ケンブリッジ大学大学院で素粒子物理学の博士号を取得。ジュネーブの研究センターに勤務後、テレビ局BBCに転職。96年、ドキュメンタリー『フェルマーの最終定理―ホライズン・シリーズ』で国内外の賞を数多く受賞

青木薫[アオキカオル]
1956年、山形県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペグ

77
再再読。やはりサイモン・シンに外れなし❗️「フェルマーの最終定理」から早速購入して、時々よんでいて。カエサルからエニグマまでは私でもある程度理解出来てるつもり。その後の量子暗号になるとちんぷんかん ぷんですが面白いエピソードが興味をそそります。(アラン・チューリング〜!)とか。青木薫さんの訳がとても自然なのでサクサク読める。おすすめの一冊です?2018/04/29

ipusiron

31
2017/?/?読了。

syota

30
「フェルマーの最終定理」でも感じたが、サイモン・シンは説明が難しい高度な内容でも、逃げたりごまかしたりせずに正攻法で説明してくれる。その説明能力の高さに改めて脱帽。以前にも暗号関連の本は読んだことがあるが、暗号の仕組みはともかく解読については、“◯◯を手がかりに解読されてしまった”程度の大雑把なものだった。それに対しこちらは、例文まで用意して具体的な解読手順を示していて、まさにレベルが違う。暗号解読が歴史に及ぼした影響の大きさなども触れられていて、歴史読み物としても秀逸。ノンフィクションの傑作と思う。2016/05/25

やす

13
暗号の黎明期から現代に至るまでを豊富な具体例とともに概観した一冊。 エニグマの仕組みとか線文字の解読とかとても面白かった。シンプルな単文字置換から少しずつ進化していく過程も面白かった。2022/08/18

ネロ

12
フィクションなのかノンフィクションなのかも知らずに読み始めたら、なんとも奥深い暗号作成と暗号解読にまつわる歴史を綴る大作だった。暗号解読法の1つ、頻度分析がカッコイイ!古典、言語学者が活躍しただろうこの手法になぜだか感動した。暗号解読者の手に時には王女の生死が、時には日本人の命にも関わっていた、と。ドイツの暗号機エニグマと、ポーランド・イギリス連合の攻防も熱かった。(フランスは情けない)まさに「必要が暗号発明の母だとすれば、逆境は暗号解読の母」だ。そしてイギリス政府の隠蔽体質はやばいな。2020/12/15

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