内容説明
ワインは喉や鼻に届くだけでなく、頭と心、ときには魂にすら達する。最高の栄誉「マスター・オヴ・ワイン」の称号を持つ世界的ジャーナリストが贈る芳醇なるワインオデッセイ。
目次
二人のワイン生産者
液体の魔術―あるワイン愛好家の誕生
ワインライターになる
駆けだし記者生活―ワイン浸りの夜々
旧派のワイン商たち
ブラインド・テイスティング
海外への第一歩
渇いた喉の旅仕事
ニューズレターと著作のはじまり
漂流と自立
ワインの新世界との出会い
一級格シャトーに潜りこむ
テレビの連続ワイン番組のキャスターに
マラソン・テイスティングと1787年のワイン
マスター・オブ・ワイン試験
休筆宣言のゆくえ
ワイン革命とわたしのセラー
ラングドッグは第二の故郷
フランスの腹部を探る
きわめて特別なワインあれこれ
『ワイン事典』の重荷から脱して
さまざまな五十年後―1945年ワインはいかに
ワインライターの仕事とは―パーカーとわたし
ワインは変わり、そして、わたしは?
著者等紹介
ロビンソン,ジャンシス[ロビンソン,ジャンシス][Robinson,Jancis]
1950年イギリス生まれ。オクスフォード大学卒業後、『ワイン&スピリッツ』編集長を経てワインライターに。旺盛な取材力としなやかな知性、鋭い観察眼から生み出された多くの著作は、世界のワイン愛好家から支持される。BBCテレビをはじめワイン番組の企画・制作にも携わり、『オクスフォード版ワイン事典』を編集執筆。ジャーナリストで最初に“マスター・オヴ・ワイン”の称号を得た、ワインライター界のクイーン
塚原正章[ツカハラマサアキ]
1944年生まれ。慶応大学在学中からボルドーワインに親しみ、転じてブルゴーニュ、ロワールとイタリアのワインに傾注。正確な情報と思索にみちたワインブックの翻訳に努めるかたわら、辛口のエッセイを寄稿
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。