感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュシュ
22
母親の介護、家族について考えさせられた。よかった。「これまでの日々のほとんどが夫を核にして出来上がっている。それこそが自分自身の歴史。愛にまさるもの/206」という母親の言葉が心に響いた。優等生のエレンが痛々しい。 20代で母の介護、看取り、つらい経験をしたエレンだが、最後の幸せな場面を読むと、こういう人生を歩めるように母親が導いてくれたのだと思う。「母は私に大切な教えを遺してくれた。一人の男性を愛し尽くすことは相手に屈することではない。本当に芯が強いからこそ、その強さを隠し通すこともできるのだ」 2019/12/02
tariyunno
2
42年の人生史上No.1がこの作品。20年程前に出会って以来何度読んだことか。独身時代は娘の立場で読み、今は母親の立場で読んでいます。和訳の素晴らしさも見逃せません。 「It’s love」を「愛すればこそ」と訳すセンスと深さに脱帽。愛するあまり、原書も読みました。
読生
1
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/41053760122021/12/07