Thomas Pynchon Complete Collec<br> V.〈下〉

個数:

Thomas Pynchon Complete Collec
V.〈下〉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月24日 17時39分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105372088
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

闇の?現代史の?随所に?痕跡を残す?謎の女?V.。19世紀末、スパイ蠢くエジプト・アレクサンドリア。『ヴィーナスの誕生』強奪が企まれるフィレンツェ。大不況期のNY下水道で神父を慰めたのは?第二次世界大戦末期、包囲爆撃下のヴァレッタに現れた司祭は。あるいは秘境の暗号名か?もしや絵画の頭文字?単に地名のヴェネズエラ?ヴィクトリア?ヴェロニカ?ヴェラ?…V.とはいったい誰なのか。そもそもいったい何なのか?次々と現れる手がかりが空前の謎を編み上げてゆく―。そしてステンシルとプロフェインはマルタ島へと吸い寄せられる。すべての始まりであり、すべての終わりであるその地へと。V、それは命。謎が謎を呼び、解釈が解釈を呼ぶ。読む者すべてが語りたくなる。天才の登場と評され、百科全書的と呼ばれ、無数の解釈が幾多の論文と研究書を生み、著者をポストモダン文学の旗頭に押し上げた衝撃のデビュー作。怪物の登場を刻む、記念碑的傑作。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

117
前半のクレイジーでシュールな面白さから一転し、下巻の最初はこれでもかという残酷さ。しかしどこか異世界なような感覚に既視感を覚えこれはスローターハウス5で感じたものだと気付く。おもえばV.と比べると、あちらは随分と読みやすかったものだ。作者が書いた当時は25才。才気溢れ、狂気を隠し持った若者がその頭の中でははっきりとした意図をもって書いたものは、すぐに読み解けはしない。しかし、あきらめるのはもったいないから、読み終えたらすぐに皆、思うのだ。もう一度読もうと。2015/10/12

Vakira

59
凄い。今までにない読書体験。ピンチョンの文学の可能性に対する挑戦。新たな文学パターンを開拓した感じだ。時間、場所、登場人物の異なる話が、平行して進行し最後に繋がる物語はあった。しかしこのV.は収束しない。登場人物毎の物語があり、どんどん膨らみ拡散していく。ハチャメチャ青春物語、性愛、サディズム、ロリコン、宗教、政治、スパイ、哲学、神話、歴史そしてSF。この拡散物語、強いて言うなら熱力学第二法則小説だ。面白いのは急に作者登場。読者に語りかけV.の謎解きを始め出す。これってメルヴィルの「白鯨」のオマージュ感。2016/07/11

扉のこちら側

58
2016年141冊め。【138-2/G1000】どこまで信用できるのかわからないステンシル(息子)が集めた情報を、ステンシル(息子)当人が編集したというエピソードで、Vに関する奇妙な話が止まらない。ヴィクトリアと? ヴェロニカと? ヴェラ? レディVと? バッド・プリ―ストと? マルタ島での「現在」の物語の終焉に驚愕。 VVVVV。2016/03/03

zirou1984

56
進化とは決して進歩的、前進的ではなく、evolutionの語源通り巻物を広げるように様々な形を取りながら、ゆっくりと具体的に表れていくものを指す。それは歴史に於いても同様で、合理的な法則を取るのではなく単にそれぞれの状況からその時々で選ばれたという偶然性を内包しているものなのだ。だからこそ歴史は一筋の線で語れないし、陰謀史観はパラノイアに結びつく。君たちは雑誌ムーにお帰り。ピンチョンは何にも囚われない。全てを楽しめ。keep cool, but care、どんな時もクールにやろう、でも心遣いは忘れずに。2015/04/30

mii22.

49
ん?結局どんなストーリーなんだ?ステンシル(子)は、プロフェインはどうなった..〈V.〉はあの人物?下巻も登場人物、時代、場所が入り乱れて、随分振り回された読書になったが、個々のエピソードは陰謀あり、冒険あり、バカ騒ぎあり..謎が謎を呼び、とても面白かった!各章ごとのエピソードを、時系列を並べかえて順序よく読んでいけばストーリーを理解できるのだろうか。いつかまた、再読するかもしれない..いや、しないかもしれないカナ。2016/10/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3007928
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。