内容説明
物語は薬です。失われた心の衝動を再生させ、修復する治療法が物語には含まれています。物語は興奮を、悲しみを、問いを、憧れを、理解を、そして野性を呼びさまします―。ユング派の精神分析医である著者が、女性たちの治療に用い、驚異の効果を得た神話と民話を集めて語り解く、新鮮な癒しの書。
目次
叫び―「野性の女」の復活
忍び寄る侵入者―はじめの手ほどき
事実を嗅ぎ出すこと―直観の回復
伴侶―他者との結びつき
狩り―こころが孤独な狩人であるとき
自分の群れをみつける―祝福としての帰属
喜ばしい身体―野性の肉体
自己保存―罠、檻、毒餌を見分けること
「実家」へ―自分自身に帰ること
澄んだ水―創造的な生に滋養を与えること〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takayuki Oohashi
8
小谷真理さんが著作の中で紹介していたので、図書館から借りて読みました。「野生の女」というエステスさんが本来の女性のあるべき姿だと説くユング心理学の「元型」をいかに現代の女性で甦らせれるか、ということを、豊富な物語で解説した本です。ただ、河合隼雄さんのような著作と違って、エステスさんの思想を一本調子で書いた本だと感じたので、最後まで読めませんでした。2015/11/04
ざくろ
2
2/3まで読んでギブ。 とにかく分厚く、ものすごく惹かれないと仕事と育児の合間に読むのはきつかった。私的に、翻訳も、、2025/03/23