内容説明
1901~1992。激動の二十世紀を駆け抜けた破天荒な女。死後だから明かせる、その華麗かつ尋常ならざる私生活。
目次
ロンドンとその向こう
切符売り場の疫病神
ウォータイム
兵士の姿で
ショータイム
世界巡業
パリ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
2
こんな事までぶっちゃけなくてもいいのに、と思うほどぶっちゃけている、娘による母ディートリッヒの伝記。下巻は、1930年代後半から亡くなるまで。兎に角、ディートリッヒは周りの人間を支配に置かねば気が済まぬブラックホールのようなエゴの持ち主だった。映画スターとしての全盛を過ぎた、この時期からは更にそれが肥大し、夫の愛人を精神崩壊に追い込み、共演者を愛人にしようとし、その支配から逃れようとした夫も経済的に自立出来ずに困窮。著者のマリアは、母親のつけた家庭教師の女性にレイプされるという悲惨な体験をする。圧巻の内容2020/03/30
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