内容説明
「愛」という言葉は知っていた。が、それは未知なる恐怖だった。そんなドナとイアンの、結婚とは…。心と心のふれあいを恐れ、避けてきた二人の自閉症者が、おそるおそる、一歩一歩、手探りで「愛」を作りあげた記録。
目次
内なる子ども
自閉症の人たち
恋をしているのね
ふたりの距離
仮面のキャラクター
強迫観念と儀式的行動
ぼくの手にさわってごらん
本当の自分として
見知らぬ人
ごめんよヘンリー〔ほか〕
著者等紹介
ウィリアムズ，ドナ［ウィリアムズ，ドナ］［Ｗｉｌｌｉａｍｓ，Ｄｏｎｎａ］
１９６３年、オーストラリア生まれ。幼時より「自分の世界」と「世の中」とのズレに悩み、周りからも「異常」扱いされて不幸な少女時代を送る。が、多大な努力で大学に進学。精神医学を学び、自分がまぎれもない「自閉症」であることを知り、幼いころからの記憶を綴った『Ｎｏｂｏｄｙ Ｎｏｗｈｅｒｅ（自閉症だったわたしへ）』は、自閉症者の精神世界を内側から描いた世界初の書として、十数カ国語に翻訳される世界的ベストセラーとなった。現在はイギリス在住
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感想・レビュー
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トムトム
1
普通の人が想像する愛とは違う理解なんだろう。入力情報も出力情報も普通とは違う。それも愛。だれに何を言われるすじあい、ないさ2019/08/23
ミカヅキカゲリ
1
美しい物語だった。たとえ結末が別れ道でも。2011/04/12
