内容説明
母親ダラが生前「ナタリーおばさん」と呼んでいた女性が殺害されたことに興味を持ったブリジットは、母親と親交のあった六人の人物を訪ねる。だが彼らの話を聞いていくうちに興味の中心は母親の生涯へと傾斜してゆく。―ダラはユーゴにチトーが凱旋してくる前夜に国を捨てた政治亡命者だった。混迷の時代を生きなければならなかった女性の過酷な生を慈しみをこめて描く長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
打鬼酒乱童子
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結構時間が掛かったが読了！ 不思議な読書体験。読んでる最中につい別のことを考えてしまい読んでいて文が頭に入っていない、みたいな状況が何度かあり、集中し直し数行戻りを繰り返しながら読む。 しかし時間をあけ、”結構忘れてるんだろうな”と思いまながら読み返し始めると、不思議と記憶が呼び覚まされる。 この感覚は一体何だったのか？ しかし良い本だ。お薦めです！！（てか読んだ人と話したくなるね”ダラ”は）2019/05/17
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