内容説明
青春を賭けたゲーリー・クーパーとの熱く密やかな恋は、実らぬままにハリウッドからの糾弾で幕を閉じた。傷心をいやすかのように飛び込んだ、英国作家ロアルド・ダールとの結婚。しかし、作家と女優の結婚が作り出す家庭の葛藤の中で、子供の事故、死、自らの妊娠中の脳卒中…。女優としての成功の裏側で直面する、様々な実人生。ハリウッドの生きている伝説と称される名女優の、感動的なまでに率直で赤裸な自伝。
目次
第1部 黄色の西瓜(1926年―1946年)
第2部 誇りを捨て、しかし、後悔もせず(1947年―1953年)
第3部 危険な道(1953年―1967年)
第4部 残るものは愛のみ(1967年―1983年)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
4
「ゲーリー・クーパーと不倫した女優」」、又は「SF映画の古典「地球の静止する日」のヒロイン」ぐらいしか知らない女優の自伝。波乱万丈などという言葉では表現し切れない。クーパーとの不倫で世間からバッシングされて、ハリウッドから放逐。作家ロアルド・ダールと「愛は無かったが、家庭と安定を欲して」の結婚。生まれたばかりの長男が交通事故で障害を負う。幼い長女が風疹で死亡。五子を妊娠中に脳卒中で倒れる。懸命のリハビリの末の女優復帰。夫の不倫と離婚。次から次へと試練、又試練の人生だった。そりゃ信仰に救いを求めたくもなる。2022/10/02
レイラ
0
塩野七生のエッセイにあったので読んでみた 自分なら生きられないなと思うことばかりが起こっている でもこれも人生なんだよな2024/12/20
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