- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
内容説明
人間を愛することから解放されたい―愛するが故につのる、人を救えぬことの苦しみ。ストックホルムの美しい秋を背景に、中年を迎えてもなお差しかける青春の残照に、ひたむきなまでに向きあう医師と彫刻家の生活と深い思索を綴る、本格的文学。初めて紹介されるスエーデン文学の最高峰。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei
0
☆☆☆☆2010/08/16
Shinya Fukuda
0
難解だった。殆ど理解出来なかったら。主たる登場人物は3人だがこの区別がつかない。著者の分身だと思う。自分の言いたいことを語らせているのだが3人に分ける意味からして理解できない。医者と彫刻家と癲癇患者。障害者で喋ることができない子供や発達障害で意思の疎通が若干困難な女児が出てくる。このことを起点に考えていけばよいのか。解説では「青春」とした理由が述べられているが副題の「化身と悪魔祓い」のほうがよかったのではないか。同じ北欧出身ということでキルケゴールの影響やグノーシス教の影響も見られるとのこと。何も難解。2024/09/21