遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる

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遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105073510
  • NDC分類 467
  • Cコード C0045

出版社内容情報

「親ガチャ」を乗り越えろ。最先端の遺伝学の成果は、あなたの武器になる。遺伝とはくじ引きのようなもの――だが、生まれつきの違いを最先端の遺伝統計学で武器に換えれば、人生は変えられる。〈遺伝と学歴〉〈双子〉の研究をしてきた気鋭の米研究者が、科学と社会をビッグデータでつなぎ「新しい平等」を指向する、全米で話題の書。サイエンス翻訳の名手、青木薫さんも絶賛する、時代を変える一冊だ。

内容説明

遺伝とはくじ引きのようなもの―だが、生まれつきの違いを武器とできれば、人生は変えられる。遺伝と学歴の関係や双子の研究をしてきた気鋭のアメリカの研究者が、科学と社会をビッグデータでつなぎ「新しい平等」を指向する、全米で話題の書。最新遺伝学の成果は、あなたの武器になる。

目次

第1部 遺伝学をまじめに受け止める(遺伝くじ;レシピ本と大学;祖先と人種;生活機会のくじ;自然によるランダムな割り振り;遺伝子はいかにして社会不平等を引き起こすのか)
第2部 平等をまじめに受け止める(オルタナティブな可能世界;「生まれ」を使って「育ち」を理解する;自己責任?;違いをヒエラルキーにしない世界;アンチ優生学の科学と政策)

著者等紹介

ハーデン,キャスリン・ペイジ[ハーデン,キャスリンペイジ] [Harden,Kathryn Paige]
テキサス大学心理学教授。同大学のDevelopmental Behavior Genetics Lab(発達的行動遺伝学研究室)を運営。テキサス双子プロジェクトを共同主宰。初の著作となった本書は、「ニューヨーカー」、「ガーディアン」など各媒体で絶賛され、2021年の「エコノミスト」ベストブックに選ばれるなど高評を得た

青木薫[アオキカオル]
1956年生れ。翻訳家。2007年度日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

46
三代遡れば8人分。我々は先祖代々受け継がれるものをランダムに配置されてきた。人は生まれながらにして違う。それを認めなければ格差はなくならない。得手不得手は遺伝子が決める。機会均等にしても結果には運が左右する。何が優位かは時代で変化する。バリエーションの多さは種の存続のため。更に、自由主義経済では消費が生産を促す。富の独占では生まれる価値に偏りが出る。優勢思想は今この時代をも衰退させる。苦手なことは補完されて、得意なことは活かされる。出来も不出来も受け入れて、素の姿を尊重する。そんな社会を目指していきたい。2024/08/13

りょうみや

32
まずは遺伝の科学的、統計的解説が分かりやすく詳しい。今の教育学や社会学は遺伝差をないことにして環境の差のみで違いを議論するものが多い。心の平等な社会を築くためには人間のあらゆる行動原理や能力に遺伝の影響が大きいことをまずは皆が認識する必要があるとしている。そのうえで優生学的な思考にはまることなく、分類や排除のためではなく機会改善のために遺伝情報を使うことを提案している。正直とても難しい綱渡りのように思えるが著者の言う道しかない。2023/12/14

tom

24
著者が言いたいことは、要するに、人の運命は「運」だということ。大金持ちであれ、社会的地位であれ、人とうまく付き合える、顔の良し悪し、身体能力、本を読める・・。これは「運」がよかったということ。その根っこには遺伝子がある。遺伝子がどんなふうに「運」を招き寄せてるかは、今の科学では十分解き明かせてない。でも、単に「運」が良かっただけのことだからエラそうにしてはいけない。「運」が良かったことを感謝すべきだと書いている(と思う)。この単純なことを説明するために400頁が必要ということが人の世の面倒さなのだと思う。2024/01/20

まろにしも

11
アウトカム(年収、学歴、能力、性質、幸福感など)は、ポリジェニックスコア(遺伝子の組み合わせ)によって「ある程度」、予測可能であるというのは、刺激的ではあるけれど「何となく分かる」というのが実感。この「ある程度」というのがミソで確定的ではないが影響度が大きい(身長のようなもの)。だからこそ、このスコアを知ることで問題を回避できる余地があるし、適切なサポートも可能となる。闇雲に遺伝子スコアと優生学を紐づけてフタをするというのではなく、格差を縮小するための武器と位置付けるという考えには共感出来る。2023/11/18

かやは

10
優生学への懸念から無視されがちな遺伝学という因子。しかし、真の平等を目指すためには、遺伝学を避けては通れないと著者は言う。優生学と戦うためにも遺伝学を研究する意義がある。現在でも、恵まれた境遇で生きることができている人々は優生学的なものの見方をしていることも多い。どのように統計を取り、情報を取り出すのか。何が現実を表現しているのかを見極める。実験結果は本当に原因と言えるのか。その結果を用いて行いたいことは格差か平等か。自分が幸福なのは運が良かっただけだと思えれば、人に優しくなれる。2024/06/22

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