ウナギが故郷に帰るとき

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ウナギが故郷に帰るとき

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105072414
  • NDC分類 487.66
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ウナギはどこから来てどこへ行くのか。謎に包まれたウナギの一生は、我々に「生きることの意味」を問いかける。世界的ベストセラー。

内容説明

アリストテレスの時代から、不思議な生態で人々を魅了してきたウナギ。彼らはどこから来てどこへ行くのか?今なお謎に包まれたウナギの一生を解き明かしつつ、謎に挑んだ科学者たちの苦闘や、ウナギと共に生きる漁師たちの暮らし、さらには神話や物語の中のウナギや、幼き日の著者と父とのウナギ釣りの思い出までを縦横に語り、我々に「生きることの意味」を問いかける。スウェーデンで最も権威のある文学賞(アウグスト賞)を受賞し、圧倒的な評価を得たベストセラー。

目次

ウナギ
川べりで
アリストテレスと泥から生まれるウナギ
ウナギの目をのぞきこむ
ジークムント・フロイトとトリエステのウナギ
密猟
ウナギの繁殖地を発見したデンマーク人
流されずに泳ぐ
ウナギを釣る人々
だまし討ち
気味悪いウナギ
動物を殺す
海の中で
罠にかかったウナギ
故郷への長い旅路
愚か者になる
絶滅の危機に瀕するウナギ
サルガッソー海で

著者等紹介

スヴェンソン,パトリック[スヴェンソン,パトリック] [Svensson,Patrik]
1972年生れ。スウェーデンの日刊紙「シズヴェンスカン」で芸術・文化担当記者を務めた後、執筆に専念。現在は家族とともに同国南部のマルメに住む。『ウナギが故郷に帰るとき(The Gospel of Eels)』が初の著作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こーた

186
土用の丑の日に思い出し、てわけでもないが、文庫が出たので積んでた単行本を慌てて読む。読んでると鰻を食べたくなる。馴染み深い魚なのに、その正体は謎に充ちみちている。そもそも魚なのか?彼らはどこから来てどこへ行くのか?ウナギの辿る道のりは、私たちの起源や、宇宙の謎を探る冒険に似ている。アリストテレス、ジークムント・フロイト、レイチェル・カーソン。みんな魅了された。作者の人生、父との想い出、父のルーツ。それらがウナギ研究の歴史と交互に描かれる。極上のサイエンス・エッセイ、いやこれは歴とした文学であろう。2023/08/08

ヘラジカ

68
神秘的で不気味、その生態の多くが未だ謎に包まれている魅惑の生物ウナギ。そんな不思議な魚について研究の軌跡、漁業と食文化、神話や文学との関わりなどに、作者自身の個人的な記憶を織り合わせたノンフィクションである。端正で優れた文化論でありながら一つの自伝的小説としても読める傑作。ウナギの生命史を追ううち、人間自体の存在論や形而上学的な問いかけへと繋がっていく面白さ。読む前は「ウナギなんて食品としても好きではないし、興味もない」と思っていたが、読み終える頃にはウナギで頭が一杯になっていた。日本人ほど読むべき一冊。2021/01/29

泰然

37
北欧の湿り気を感じさせる著者の回想録と、科学的読物として知覚と記述、存在証明、形而上学的疑問(なぜ)を根底に据えたネイチャーライティングが融合した力作。アリストテレスの時代から世界で最も謎めいて、若き時代のフロイトも頓挫した生き物、ウナギ。蒲焼きとして人気の食材は不思議にどうしてか人間の知覚・観察・証明の網目を巧みにくぐり抜けてきた。本書はウナギを題材に生物学的面白さにとどまらず、環境保護、人生論、哲学、キリスト信仰の本質にまで迫り、読者を「故郷」へ帰る疑似体験をさせる。正に原題通りのウナギのゴスペルだ。2021/04/04

Arisaku_0225

36
著者とそのお父さんとのウナギ釣りのお話とウナギの謎を追うお話が交互に展開している。最初は話が飛んでよく分からなかったが、最後まで読んで著者は「ウナギ」に投影してるんだと思えた。サイエンスな部分ではアリストテレスの話から日本の完全養殖までをかいつまんでいるが、他のウナギ本と印象が違う。・ウナギは『他の魚』とは何か違う物を持っている・ウナギはまるで人の手からすり抜けるように我々から隠れている・そのミステリックな部分がウナギの魅力であり、またそれが絶滅への渦を阻止する障害となっている。2023/02/10

まえぞう

29
ヨーロッパウナギの研究の歴史と父親とのウナギ釣りの思い出が交互に語られながら、人のいく末について絶滅の危機にあるとされるウナギの現状が被さるように紡がれる物語です。科学ものとしても、物語としても味わえるお話しでした。2021/03/30

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