出版社内容情報
裁判所を抱き込み、メディアを手なずけ、憲法を変える――独裁者は合法的に民主主義を破壊する。米ハーバードの権威による警世の書。
スティーブン・レビツキー[スティーブン レビツキー]
著・文・その他
ダニエル・ジブラット[ダニエル ジブラット]
著・文・その他
濱野 大道[ハマノ ヒロミチ]
翻訳
内容説明
2016年11月、アメリカで、はっきりと独裁的な傾向をもつ男が大統領に選ばれた。ハンガリーやトルコ、ポーランドではポピュリズム政権が民主主義を攻撃し、ヨーロッパの各地で過激派勢力が議席を伸ばした。今、世界中で民主主義がゆっくりと静かに殺されている。かつて民主主義は革命やクーデターによって死んだ。しかし、現代の民主主義の死は選挙から始まる。20世紀にヨーロッパやラテンアメリカで起きた民主主義の崩壊を20年以上にわたって研究してきた著者二人が、世界の民主主義の現状を分析し、将来に向けて打つべき手を提言する。日本の未来をも暗示する警世の書。
目次
第1章 致命的な同盟
第2章 アメリカの民主主義を護る門番
第3章 共和党による規範の放棄
第4章 民主主義を破壊する
第5章 民主主義のガードレール
第6章 アメリカ政治の不文律
第7章 崩れていく民主主義
第8章 トランプの一年目―独裁者の成績表
第9章 民主主義を護る
著者等紹介
レビツキー,スティーブン[レビツキー,スティーブン] [Levitsky,Steven]
米ハーバード大学教授。ラテンアメリカと世界の発展途上国を研究対象とし、著書に“Competitive Authoritarianism”(共著)などがある。ニューヨークタイムズ紙やウェブメディアVoxなどへの寄稿多数
ジブラット,ダニエル[ジブラット,ダニエル] [Ziblatt,Daniel]
米ハーバード大学教授。19世紀から現在までのヨーロッパを研究し、著書に“Conservative Parties and the Birth of Democracy”などがある。ニューヨークタイムズ紙やウェブメディアVoxなどへの寄稿多数
濱野大道[ハマノヒロミチ]
翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)タイ語および韓国語学科卒業。同大学院タイ文学専攻修了
池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。記者やキャスターを経て、2005年からフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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molysk
けんとまん1007
香菜子(かなこ・Kanako)
おさむ
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