民主主義の死に方―二極化する政治が招く独裁の道へ

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民主主義の死に方―二極化する政治が招く独裁の道へ

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105070618
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0031

出版社内容情報

裁判所を抱き込み、メディアを手なずけ、憲法を変える――独裁者は合法的に民主主義を破壊する。米ハーバードの権威による警世の書。

スティーブン・レビツキー[スティーブン レビツキー]
著・文・その他

ダニエル・ジブラット[ダニエル ジブラット]
著・文・その他

濱野 大道[ハマノ ヒロミチ]
翻訳

内容説明

2016年11月、アメリカで、はっきりと独裁的な傾向をもつ男が大統領に選ばれた。ハンガリーやトルコ、ポーランドではポピュリズム政権が民主主義を攻撃し、ヨーロッパの各地で過激派勢力が議席を伸ばした。今、世界中で民主主義がゆっくりと静かに殺されている。かつて民主主義は革命やクーデターによって死んだ。しかし、現代の民主主義の死は選挙から始まる。20世紀にヨーロッパやラテンアメリカで起きた民主主義の崩壊を20年以上にわたって研究してきた著者二人が、世界の民主主義の現状を分析し、将来に向けて打つべき手を提言する。日本の未来をも暗示する警世の書。

目次

第1章 致命的な同盟
第2章 アメリカの民主主義を護る門番
第3章 共和党による規範の放棄
第4章 民主主義を破壊する
第5章 民主主義のガードレール
第6章 アメリカ政治の不文律
第7章 崩れていく民主主義
第8章 トランプの一年目―独裁者の成績表
第9章 民主主義を護る

著者等紹介

レビツキー,スティーブン[レビツキー,スティーブン] [Levitsky,Steven]
米ハーバード大学教授。ラテンアメリカと世界の発展途上国を研究対象とし、著書に“Competitive Authoritarianism”(共著)などがある。ニューヨークタイムズ紙やウェブメディアVoxなどへの寄稿多数

ジブラット,ダニエル[ジブラット,ダニエル] [Ziblatt,Daniel]
米ハーバード大学教授。19世紀から現在までのヨーロッパを研究し、著書に“Conservative Parties and the Birth of Democracy”などがある。ニューヨークタイムズ紙やウェブメディアVoxなどへの寄稿多数

濱野大道[ハマノヒロミチ]
翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)タイ語および韓国語学科卒業。同大学院タイ文学専攻修了

池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。記者やキャスターを経て、2005年からフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

molysk

59
民主主義はどのように崩壊するのか?選挙で選ばれた指導者によって、民主主義が死を迎えることもあるのだ。うわべは民主主義の制度を守ったまま、議会、裁判所、メディアは骨抜きにされて、独裁政権へと移行する。近年までのアメリカで、大衆扇動家による権力の掌握を阻んできたのは、成文化された合衆国憲法ではなく、「寛容」と「自制」という政治家の規範であった。この「柔らかいガードレール」が弱まりつつあるアメリカは、極端な二極化が加速している。いかにして社会の分裂を乗り越え、崩壊を避けるのか。民主主義の行方を占うヒントになる。2021/04/25

けんとまん1007

42
今の時代に生きる人の必読書。まさに、今の時代を知るには最適の1冊。さらには、ここで述べられていることは、政治の世界に留まらないということでもある。民主主義の根底にあるものは、わずらわしさ・手間がかかるということ。そこを避けて通ると、今のようになってしまう。直近の一部のことだけを考えるということ。それが、長い眼でみると、自分たちへのしっぺ返しになってしまうということを、肝に銘じておきたい。2019/03/17

香菜子(かなこ・Kanako)

41
民主主義の死に方:二極化する政治が招く独裁への道。スティーブン・レビツキー先生とダニエル・ジブラット先生の著書。世界中で民主主義が崩壊に向かっている。大衆迎合主義者や極端な過激派勢力が権力を手中にすると、合法的な独裁化で民主主義が危機にさらされる。アメリカのトランプ大統領のようなタイプの政治家が世界中で生まれている事実。民主主義を守って、独裁政治を防ぐには、きちんと選挙に行くこと。2019/08/15

おさむ

33
丁度読んでいた時に朝日新聞の社説で本著が取り上げられていた。題名は過激だが、世界がそうした状況にある厳しい現実を私たちは自覚しなくてはならない。米国ではトランプよりも前に憲法を軽視する独裁者が何度も生まれかけた。民主主義は時にポピュリズムに陥るからだ。それを食いとどめてきたのが、政党による相互的寛容と自制心だった。この「柔らかいガードレール」が機能不全になっている事が全ての元凶だと説く。米国のみならず各国でも似たような状況が過去にも起きて、今もトルコやロシアなどで進行中だ。この日本もどうなるのか?2019/01/06

34

25
民主主義の死に方にはパターンがあるということが、とくに南米からの例によって、よく理解できる。二極化という言葉が完全にあてはまる、特殊アメリカ的な事情についても、なるほどという感じ。共和党はどうしてあんな風になったのだろうとおもっているひとには、とくに推奨。物足りない点があるとすれば、経済への言及がほとんどないこと。たとえ完璧な制度が築けたとしても、民主主義への信頼にもとづく慣習(への敬意)がなければ、「法に違反しないかぎりなんでもする」というスタンスによって、民主主義は壊れうる。慣習はガードレールである。2019/05/29

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