出版社内容情報
素数に暗号、ミレニアム問題まで。世界的ベストセラー『素数の音楽』著者にして、トップクラスの現役数学者が不思議の国へご案内!
素数に暗号、ミレニアム問題まで。『素数の音楽』著者が贈るクリスマス・レクチャー。毎年恒例、英国王立研究所のクリスマス・レクチャーでその数学者は語り出した。素数の謎にゲーム必勝法、果ては世界七大超難問であるミレニアム問題にいたるまで……。世界的ベストセラー『素数の音楽』の著者であり、今なおトップクラスの現役数学者が現場の数学者たちの豊富なエピソードを交えながら不思議の国へご案内!
内容説明
毎年恒例、英国王立研究所のクリスマス・レクチャーでその数学者は語り出した。素数の謎にゲーム必勝法、果ては世界七大超難問であるミレニアム問題にいたるまで…。世界的ベストセラー『素数の音楽』の著者にして今なおトップクラスの現役数学者が古今の数学者たちの豊富なエピソードを交えながら不思議の国へご案内。
目次
第1章 果てしない素数の奇妙な出来事
第2章 とらえどころのない形の物語
第3章 連勝の秘訣
第4章 解けない暗号事件
第5章 未来を予言するために
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
WATA
63
小中学生向けの現代数学レクチャーをもとに書かれた本。5つの章があり、章ごとに1つのテーマと1つのミレニアム懸賞問題が関係している。内容は、素数とリーマン予想、幾何学とポアンカレ予想、最適戦略とP≠NP予想、暗号とBSD予想、そして未来予測とナビエ・ストークス方程式の5つ。もともと小中学向けの内容なので文章は分かりやすく、数学の幅広いトピックのさわりをうまく説明している。一方で、数学本を読み慣れた人には話題が飛びすぎて深みが無いと感じるかもしれない。その点では「素数の音楽」や「暗号解読」のほうが優れている。2014/09/05
KAZOO
44
「素数の音楽」と「シンメトリーの地図帳」の作家が書いた、一般の人向けの数学に関する啓蒙書なのでしょう。私は数学は好きなのですが、この本は結構歯ごたえがあるように感じました。図などが多用されていてさらにさまざまなエピソードがあり興味を持たせる工夫が随所にあります。2015/01/14
yooou
9
☆☆☆★★ ソートイ二冊目です。シンメトリーの地図帳がとっても面白かったのですごく期待していたのだけど、ややというかかなり散漫な印象でした。そしてその一つ一つがやっぱり難しいという数学音痴な自分としてはやや残念な仕上がりでありました。2013/11/16
メルセ・ひすい
8
★数論関係のリーマン予測、記科学関係のポアンカレ予想、理論計算機科学のNP完全問題、再び数論のバーチ・スウィナートン=タ゜イヤー予想、そして非線形偏微分方程式に関するナヴィエ・ストークス方程式と極めて多彩!11歳~14歳の子供が対象。素数の驚異から超難問ミレニアム問題まで。数学者列伝や抽象的な比喩ではなく、実際の数学の原理を踏まえたゲーム等を織り込んでいる。世界的ベストセラー『素数の音楽』の著者であり、今なおトップクラスの現役数学者が、現場の数学者たちの豊富なエピソードを交えながら不思議の国へご案内。2013/02/16
休止中
7
新刊コーナーにあったので手にとって読んでみた。 日常の出来事を数学を使って分かりやすく説明してくれており、 フィボナッチ数の法則、NP完全問題など専門的な言葉がでてくるにもかかわらず、数学の世界にぐいぐい引き込まれていった。 数学を学びたいという気持ちにさせてくれる一冊であった。 機会があれば、同著者の「素数の音楽」、「シンメトリーの地図帳」も読みたい。 2013/05/30