父と息子のフィルム・クラブ

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  • サイズ B6判/ページ数 250,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105063214
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0097

出版社内容情報

15歳の息子が不登校に。父は「わかった。その代わりに毎週3本、映画を一緒に見よう」と誘った――。家族の絆が深まる感動の実話!

不登校の息子に父が贈った120本の映画とは? 「学校に行きたくない」と言う息子に、父は「わかった。その代わり週に三本一緒に映画を見て、感想を話し合おう」と誘う。最初は「大人は判ってくれない」、その次は「氷の微笑」。恋愛事件に息子の裏切り、そして自らの失業のときも、ずっと映画がそばにあった。あれから四年、いま新しい関係の扉が開く――。感動の実話!

内容説明

「学校に行きたくない」と訴える息子に、父は戸惑いながら「わかった。その代わり週に三本一緒に映画を観て、感想を話し合おう」と誘った。最初は「大人は判ってくれない」、その次は「氷の微笑」。映画を通して少しずつ話を交わすようになった二人だが…。感動の実体験ノンフィクション。ギルモア親子が一緒に観た映画、約120本のリスト付き。

著者等紹介

ギルモア,デヴィッド[ギルモア,デヴィッド][Gilmour,David]
カナダの映画評論家、作家。1949年、オンタリオ生まれ。トロント大学卒業後、トロント国際映画祭のスタッフを務めたのち、1986年からはカナダのテレビ局CBCで映画の紹介・批評番組に出演。取り上げた映画は300本以上にのぼる。1986年、最初の小説“Back on Tuesday”を上梓。その後も小説を書き続け、6冊目にあたる“A Perfect Night to Go to China”でカナダの権威ある文学賞「カナダ総督賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えー

15
15歳の息子が学校へ行きたくないと訴え、父はそれを認めそのかわり、ドラッグをしないこと、週に3本映画を一緒に見ることを約束させる。息子はタバコは普通に吸ってるし、アルコールに怪しいバイト、手ごわい女性に恋をして失恋と青春(?)真っ盛り。ちょっと考えられないなあというくらい心の広いお父さん。その親ばかっぷりになんとも切ない気持ちにさせられました。それにしても親子で「氷の微笑」なんてこちらではなかなか見られないだろうなあ。父と息子ならありなのかしら。巻末の二人の笑顔が素敵。2014/04/20

ゆう

15
「キネマの神様」を読んだ時は映画館へ駆けだしたくなったけれど、この本を読んだらTSUTAYAへ走りたくなる。高校を辞めた息子と映画を見る毎日。想像したよりドラマチックではなかったけれど(ノンフィクションですから)、よりリアルな父子が見れてよかった。自分の選択に時折不安を感じながら息子を向き合う著者の姿に、親として共感。2013/01/14

あび

13
不登校になった息子との映画鑑賞記録。学校に行かなくてもいいが、その代わりに指定して映画を一緒に観て感想を述べること、との約束を交わす。かくして2人の自宅の映画クラブがスタートしたーー。2018/08/02

スゲ子

11
不登校になった15歳の息子と週3回映画を観ることにしたお父さん。映画を観る前に「この映画の見どころ」を長々と解説するお父さん、気持ちは解るけどうっとうしいよ!(笑)格上の彼女に翻弄されまくる息子、それを心配するお父さん、でもお父さん自身も人生迷走中!(無職&隣家に嫌がらせとか)親がどんなに心配したり忠告したりしても、子どもが人生で傷つくのは止められない。そして親の苦悩など知らぬげに成長していく。でもそれはきっといいことなんだろうなぁ、と思いました。2017/03/03

ケニオミ

11
連れ合いのお薦めで手にした一冊です。今は元気で留学生活を送っている娘も、主に中学生時代は不登校になっていましたので、他人事とは思われない内容でした。不登校になると、考える時間が増えて、自己について否定的な考えに囚われがちですが、映画を見て感想を述べ合うことのできる父親がいると、子供もあまり否定的にならなくてよいと思います。映画に加えて、息子の恋愛に付き合わせられる父親も大変です。それにしても、不登校の息子なのに、よくもまあ美人の女の子にもてるのなんのって。それで悩むのも若いうちってところかな。なつかしー。2016/11/07

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