ロリータ 魅惑者

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ロリータ 魅惑者

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  • サイズ A5判/ページ数 556p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105056100
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

20世紀文学を代表する最高傑作「ロリータ」改訂版と、その原型となった中篇「魅惑者」を収録。ナボコフ・コレクション全5巻完結。

内容説明

様々な読み解きを誘う永遠の代表作。少女愛モティーフの原型となる中篇。夢想の少女を追い求めた男の欲望の果て。読み直すたびに新しい、20世紀文学に聳える金字塔。ナボコフ自身が翻訳したロシア語版との異同を注釈に付す完全増補版。

著者等紹介

ナボコフ,ウラジーミル[ナボコフ,ウラジーミル] [Набоков,Владимир]
1899年、サンクト・ペテルブルグで貴族の家に生まれる。1919年、ロシア革命により家族で西欧に亡命。ケンブリッジ大学卒業後、ベルリン、パリと移り住み、主にロシア語で執筆活動を続ける。1940年、アメリカに移住。ハーバード、コーネル大学などで教育、研究に携わる傍ら、英語でも創作活動を本格的に始める。1955年に英語で発表された『ロリータ』が大センセーションを巻き起こし、教師の職を辞す。1962年、スイスのモントルーに居を定め、1977年、78歳で死去

若島正[ワカシマタダシ]
1952年京都生まれ。京都大学名誉教授。翻訳者、詰将棋、チェス・プロブレム作家。『乱視読者の帰還』(みすず書房)で本格ミステリ大賞、『乱視読者の英米短篇講義』(研究社)で読売文学賞を受賞

後藤篤[ゴトウアツシ]
1985年京都生まれ。神戸市外国語大学ロシア学科卒業。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位修得退学。専門は現代アメリカ文学。京都府立大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

36
ここに居るロリータは「ハンバート・ハンバートの目を通した」ロリータだ。だから、私たちは彼の饒舌で明晰な語りを通して彼があたかも「創造」するというか「現前」させるロリータに付き合うこととなる。その意味ではこの作品を読むことはどうしたって彼の掌の上で踊らされることを意味するのであって、そこから「性的搾取」や「反フェミニズム」を読み取るためにはかなりやっかいな手続きを踏まなければならない。「(本人も含めた)誰の目も通さない『透明』なロリータ」なる存在がありうるかどうかという実に手強い問いとぶつかるという手続きだ2023/04/28

MATHILDA&LEON

25
【英ガーディアン紙が選ぶ必読小説64/1000】一般的に見れば変態的だが、ある意味真っ直ぐな愛で持って、ロリータのそばで生きる男。ただ、これを是として読むことは出来なかった。それでも結局読み終えられたのは、物語の面白さから来るものであったし、見届けたいと思えたからだ。主人公に対しては好感は持てなかったが、実に人間臭くて印象的。ロリータがその後、幸せになれたかが気になるところ。2020/04/01

北風

15
美しい文章、回りくどい物語。ロリータは12歳。しかしながら、十二歳と二十歳の夫婦の話とか年の差婚が題材の作品その他多々あるので、そこまでの変態感はなかった。同性愛とかあんなに差別されていたし。禁忌が甘美であり少女はいつの時代も特別視される。同時はセンセーショナル? どちらかというとロリータの内情を知りたかったかな。女子中学生が男の先生に恋する少女漫画もあるし。変態おじさんの中身は、無垢の博物館で嫌ってほど見せられたから、むしろハンバートはおとなしいくらいだったよ。2024/09/12

井蛙

4
『ロリータ』はまた読むので『魅惑者』だけ。とある少女に一目惚れした中年の主人公は、彼女の母親である余命幾ばくもない未亡人と結婚する。面白いのはこの結婚が死に損ないの母親の色気と娘への嫉妬心に火をつけるということで、主人公の奸智が逆説的にも彼女に最後の生を与えたような具合なのである。実際には主人公が妻の死を具体的に思い描き始めるや、彼女は本当に死んでしまう。こうしたパロディが現実に先行するという構造がこの作品には散見される。分かりやすい例は、主人公が実際に逮捕される(であろう)前に、誤認逮捕されかける箇所。2020/02/18

えっ

3
この題材をこの文章で書くしか選択肢のない感じと翻訳の壁を貫通する濃厚な作家性に圧倒される。ロシア語との訳に関する注釈も面白い。ニンフェットの描写に言葉の強烈な拘りが詰まっているのと締まりのない復讐劇が印象的だった。作家性と芸術に躊躇いなく全振りの凄み。カメラオブスクーラとは随分違う雰囲気だったので驚く。気持ちの良い話じゃないけど読んで良かった。あと嫌な楽しみ方だけど、これで青い脂がまた楽しく読み直せるぞ!とも思った。 あと本人のあとがきがナボコフ節全開、面白くて家族に読み聞かせてしまった。2024/12/11

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