出版社内容情報
「まずは、初心に帰ろうじゃないか」。代表を率いて1年、アジア杯、2010年W杯までの展望、そして愛する日本と日本人の未来について。著者初の独占手記。
「サッカーとは人生である。どちらもいつ何が起こるかわからないからだ」「成功するためには、頭脳とちょっとした自信が必要だ」代表監督に就任して一年、稀代の名将は日本と日本サッカーに何を思い、これからどうしようとしているのか。すべての日本人に贈る、新しい勝利へのメッセージ!
内容説明
自分に「誇り」を持とうじゃないか。66年の経験と果てしない情熱で贈る、明日へのメッセージ。
目次
第1章 日本人とサッカー(日本人でさえも日本を分かっていない;人と異なるものを追求しよう;「リスペクト」という言葉の本当の意味;日本が抱える問題は、大国であるということ;何でも自分で解決する能力を養おう;責任とは「水を運ぶ」ということ;サッカーを数字で測ることはできない)
第2章 代表が意味するもの(人生とは、常に何か新しいものを発見するためにある;選ばれるためには、頭脳とあと少しの自信が必要だ;集団としてのスピリットを忘れるな;ダイレクトに危険な存在にならねばならない;あの時、日本代表のもとに、日本という国があった)
第3章 監督という仕事(サッカーも人生も、いつ何が起こるか分からない;批判は罰ではない;ピッチ上のことの解決策はピッチ上にある;サッカーは芝居じゃない;監督に一番必要なのは「知識」である)
第4章 進化するJリーグ(必要なのは、強い相手との真剣な対戦;自分たちの枠の中だけで満足するな;「未来に何が待っているのか」を論議せよ;だから海外組は呼ばなかった;日本人には時間がない;「審判だって人間」。ならば、監督は何なのか?)
第5章 敵か味方か(メディアに流されてはいけない;ジャーナリストもプロフェッショナルであれ;視聴率よりチーム強化;愛するならば、手助けしてほしい)
著者等紹介
オシム,イビチャ[オシム,イビチャ][Osim,Ivica]
サッカー日本代表監督。1941年サラエボ生まれ。62年サラエボのFKジェリェズニチャール・サラエボでプロデビュー。旧ユーゴスラビア代表のフォワードとして、64年の東京五輪に出場し、68年の欧州選手権では準優勝を果たす(大会ベストイレブンに選出)。78年、フランスのRCストラスブールを最後に現役を引退。その後、古巣ジェリェズニチャールの監督を経て、86年旧ユーゴスラビア代表監督に就任。90年イタリアW杯でベスト8に導く。また、91年には当時兼任していたパルチザン・ベオグラードの監督として来日し、日本代表と親善試合を行う。その後、ギリシャやオーストリアのクラブ監督として実績を残し、2003年1月ジェフユナイテッド市原(当時)の監督に就任。05年、同チームをナビスコ杯優勝に導く。06年7月、日本代表監督に就任
長束恭行[ナガツカヤスユキ]
通訳、ジャーナリスト。1973年愛知県生まれ。同志社大学経済学部卒業後、大手銀行を経て、2001年単身クロアチアへ移住。04年、ザグレブ大学哲学学部クロアチア語コース修了。クロアチアのスポーツサイト「Sport‐net」のカメラマンとしてサッカー取材を重ねるほか、日本メディア向けに執筆やコーディネートをしている。また、03年にはバスケット男子日本代表の監督専属通訳も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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