出版社内容情報
作者の生誕100周年に結実したみずみずしい新訳。ひたむきなわたしの成長物語。
マンダレーに嫁いだわたしは、大邸宅に死後も君臨する先妻レベッカの影におののき、家政婦頭の強烈な敵意に打ちのめされる――。満を持しての新訳は、貴族社会に紛れ込んだ若い女性がパニックに陥りながらも成長していく姿を活き活きと伝え、ヒッチコックの名画にはない真のクライマックスを鮮やかに描く。21世紀の『レベッカ』決定版。
内容説明
もしあなたが21歳で、いきなり貴族社会に紛れ込んだら…。下着からゴミ箱の中身までチェックされる生活になったら…。夫は「愛している」とひとことも言ってくれなかったら…。ヒッチコックが自身の映画(アカデミー作品賞、撮影賞受賞)でも描けなかった、ミステリアスでスキャンダラスな真実、ひたむきな愛の物語。
著者等紹介
デュ・モーリア,ダフネ[デュモーリア,ダフネ][Maurier,Daphne du]
1907‐1989。5月13日ロンドン生まれ。祖父はフランスから移り住んだ人気画家、父は『ピーター・パン』の作者、J.M.バリーとも親交のあった有名俳優という芸術家一族に育つ。自立のために小説家を目指し、20代のころ後の映画監督キャロル・リードと恋愛関係になるが、結局、イギリス軍人のブラウニングと結婚、1男2女をもうける。『レベッカ』は、1938年の刊行直後に英米でベストセラーになり、’40年にヒッチコックによってハリウッドで映画化され、アカデミー賞を受賞。「20世紀のゴシックロマン」「ミステリーの金字塔」と賞され、’78年にアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞グランドマスター賞を受賞している
茅野美ど里[チノミドリ]
1954年東京生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒。7歳から2年あまり、13歳から1年あまりをアメリカで過ごす。卒論で倉橋由美子『婚約』を英訳し、倉橋氏の知遇を得る。翻訳デビューはL.M.モンゴメリの『赤毛のアン』(偕成社)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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