日々の光

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  • サイズ B6判/ページ数 461p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105053727
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

日系人収容所で生き別れた「母と子」の、愛と苦悩の運命――戦後七十年、日米両国で注目の長編! 忘れえぬ「母」の記憶を抱いて日本へ――戦争で引き裂かれ、数奇な運命に翻弄される主人公ビル・モートンと「母」光子の愛と苦難に満ちた人生が、戦前のシアトル、戦時下のアイダホ州ミニドカ日系人収容所、昭和三〇年代の東京・九州を舞台に交錯する。村上春樹作品の英訳で知られる日本文学研究者が戦後七十年に向う渾身の長編小説!

内容説明

戦争に引き裂かれた愛と苦悩の運命―戦前のシアトル、戦時下のミニドカ日系人収容所、昭和30年代の日本を舞台に描かれる深く壮大な物語。村上春樹作品の英訳で知られる著者初の長編小説!

著者等紹介

ルービン,ジェイ[ルービン,ジェイ] [Rubin,Jay]
1941年ワシントンD.C.生まれ。ハーバード大学名誉教授、翻訳家。シカゴ大学で博士課程修了ののち、ワシントン大学教授、ハーバード大学教授を歴任。芥川龍之介、夏目漱石など日本を代表する作品の翻訳多数。特に村上春樹作品の翻訳者として世界的に知られる

柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年生まれ。米文学者・東京大学特任教授、翻訳家。自著『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、訳書『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞

平塚隼介[ヒラツカシュンスケ]
1982年生まれ。東京大学文学部卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

81
「第二次世界大戦」の爪痕を描いた大作、すごく疲れたが充実感を感じて読了した。30年をかけて書き上げた力作。舞台は1939年シアトルの日本人教会。主人公はトムとビリーの父子、そして日本人光子。ビリーが光子に懐き、二人は結婚。真珠湾攻撃で対日感情が一気に悪化。光子はビリーと辛い別れの後、日本に送還する。時を経て、ビリーは光子との再会を求め日本へ・・。著者の自国の負の歴史を正視して、原爆投下を厳しく追及する正義感には敬服します。「人々が正義を掲げて殺すことをやめない限り、この世の安らぎはない」は重く深い言葉だ。2015/10/05

おかむら

62
これはスゴイ波乱万丈! 圧倒的な物語力!出だしほんのちょっとだけアラ読みにくい?と思ったもののすぐに怒涛の展開にページをめくるのももどかしく読み進む。大満足だ! 戦争直前のシアトル日系人社会、戦争中の収容所暮らし、戦後復興期の東京と、読み応えポイントがいっぱい。映画化してほしいなースピルバーグで。2016/03/05

miyu

60
とてもよかった。書評で内容は知っていたので読み始める前に躊躇があった。どうせまた「涙を誘いつつも読了後は何もなかったようにスッキリする」ような話だろうと想像した。しかしまるで違った。当時の日系人周辺の複雑な様子がとてもよくわかる。血の通った物語だがそれは作り物だ。なのに嘘くささながなくて胸を衝かれた。光子という日本人女性の、慎ましやかでいながら愛には積極的で凛とした態度には目を瞠った。時代や国の違いがその潔さを翻弄してゆく。でも作者が最後に私達の前に提示したのは人種を超えた贖罪と未来への強い希望だと思う。2016/01/03

nobi

57
恋人たちの会話はどこか人工的、牧師の説教も響かなくて、この作家は翻訳批評は得意でも小説は苦手?と思いながら読み始めた。光子の登場で物語が動き出す。静かな佇まい優しさ芯の強さはアメリカにあっても変わらない。日の光に向かう姿は美しい。が真珠湾攻撃が ジャップの運命を崩してしまう。あらぬ嫌疑での連行、身内からも疑いの目で見られ、監視塔付きの収容所生活が始まる。帰国しても空襲原爆と隣り合せ。それから20年後。昭和の日本の風景をビリーと共にする。そして記憶と時の流れを一瞬にして蘇らせる劇的な二つの場面が心揺るがす。2023/12/17

のぶ

56
とても優れた戦争文学であり、サスペンス小説でもあった。前半は太平洋戦争で不当な弾圧を受けた日系人光子を中心とした話。時は移り、日本に送還された光子を探しに、息子が日本を訪れる。東京から熊本を巡る。母との再会は?光子の運命は?後半はほとんど本から離れる事が出来なかった。近年、外国から見た日本が変に描かれる作品は少なくなったが、本作はむしろ当時の日本を知らない自分にとって教わる事が多かった。年末になって翻訳小説のベスト作品に巡り合えた。お勧めです!2015/12/19

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