出版社内容情報
1940~1945年、日本統治下の朝鮮で、ありったけの知恵と勇気で生きる兄妹の物語。
好奇心いっぱいで家族思いの10歳の妹スンヒィ。工作と飛行機が大好きで正義感の強い13歳の兄テヨル。家の外では日本語、食事も粗末で、日本名まで名乗らねばならず、窮屈な毎日だけど、二人は元気だ。創氏改名の頃から終戦・解放までの五年間、二人が味わった思い、全力で立ち向かったこと。兄妹交互の語りで描く感動の物語。
内容説明
物語の始まりは、1940年、日本統治下の朝鮮の小さな町。好奇心いっぱいで家族思いの10歳の妹スンヒィと、工作と飛行機が大好きで正義感の強い13歳の兄テヨルは、アボジ(父)とオモニ(母)と叔父さんの5人で仲よく暮らしている。家の外では朝鮮語で話すことを許されず、食事も粗末で、日本名まで名乗らなくてはならなくて、窮屈な毎日だけど、ふたりは元気だ。そして戦争が進んだある日、家族を思う一心から、スンヒィはある大失敗をし、テヨルは大きな決意をする―創氏改名令の頃から終戦・解放までの5年間、ふたりが胸を痛め、ありったけの知恵と勇気で立ち向かった日々を、兄妹交互の語りで描いた感動の物語。
著者等紹介
パーク,リンダ・スー[パーク,リンダスー][Park,Linda Sue]
1960年、米国イリノイ州生まれ。韓国系アメリカ人二世。幼い頃から詩や物語に才能を発揮し、9歳で子供向けの雑誌に詩を寄稿。スタンフォード大学英文学部卒業後、石油会社の広報勤務などを経て、99年『Seesaw Girl』(童話)でデビュー。2002年『A Single Shard』で、米国図書館協会がその年出版された子どもの本の中で最も優れた作品に贈るニューベリー賞を受賞。やはり02年に刊行された4作めの『木槿の咲く庭―スンヒィとテヨルの物語』は、初めての本格的小説である。ジェーン・アダムス賞(婦人国際平和自由連盟WILPFによる)他17もの賞や候補作に選ばれた。青少年向け小説、童話、絵本を次々と発表している。去と2人の子どもとニューヨーク州に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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