伊丹十三の映画

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784104749027
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「お葬式」「マルサの女」などのヒット映画は、どのようにして作られたのか?
◎ノンフィクション作家を凌ぐ取材調査。
◎ハリウッド映画文法を徹底分析した知性。
◎不要なト書きのない完璧な台本。
◎カメラアングルをモニターで確認する新手法。
◎台詞の言い替えを許さない演出。
◎小道具、衣装へのこだわり。
◎特撮への挑戦。
51歳で満を持して映画監督になった伊丹十三が、役者、スタッフ、関係者の熱い証言で蘇る。

内容説明

映画監督デビューは1984年、51歳のときだった。デザイナー、俳優、エッセイスト…様々な分野で超一流の仕事を残してきた才能を惜しみなく注ぎ込み完成したのが10本の映画だった。それらは、観客動員を誇るエンターテインメントであり、同時に卓越した日本人論でもあった。1997年に世を去って10年。伊丹映画を支えた役者やスタッフが熱い思いで初めて明かす、映画監督伊丹十三の真実。

目次

interview1 伊丹映画はこうして始まった―伊丹プロダクション社長・玉置泰インタビュー
interview2 屋台骨!伊丹映画を支えたベテランたち―俳優インタビュー1
interview3 大抜擢!伊丹映画から飛び出したスターたち―俳優インタビュー2
interview4 伊丹映画を支えた熟練たち―スタッフインタビュー1
interview5 伊丹映画の細部へのこだわりを実現させた人々―スタッフインタビュー2
table talk われら伊丹組助監督!「伊丹組」助監督座談会―監督・伊丹十三の望みに応えるのが醍醐味だった。
interview6 異業種からの才能が伊丹映画を分厚くリアルにした―スタッフインタビュー3
review 伊丹映画とはなんだったのか―岸田秀による「伊丹映画」論
interview7 事務方だって大変だ!―スタッフインタビュー4
interview8 伊丹十三ロングインタビュー―われわれは映画を半分しか作れない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

5
伊丹十三監督について、スタッフ、キャストの方が語った思い出の本です。映画を完璧にコントロールしたいと思っていた伊丹監督の姿が伝わってきます。今頃ですが監督の新しい映画が見たかったですね☺️2020/01/16

てらさか

2
いろんな裏話や解説などの中、一番心にきたのは宮本信子さんの手紙。もっと作品を見てみたかった。2023/03/16

izumiumi

2
まず、読めてよかった。玉置泰が「ウィキペディアにかいてあるがあれは間違いで」といういくつかの訂正や山崎努が「喧嘩別れをしたわけではない」と説明するなど、映画関係の周囲のはっきりした証言を書籍で確認できた。伊丹映画のたいしたファンではない私だが、スタッフや裏方の読み物は全て面白い。/当たり前といえば当たり前だが、暴力団後藤忠政についてや、裁判になった黒沢清「スイート・ホーム」や、蓮實重彦のことなどには触れられていない。いつか、そういった事柄がパブリックな場で書かかれたなら読んでみたいものだが。2012/11/22

のえみ

1
伊丹十三は本当の文化人だなあと。興味はつきない。2017/10/28

でぃず

1
宮本信子さんへの愛がこもってたんだなぁ、と改めて気づいた。2014/07/10

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